風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

サイクリングロードを犬山へ

 

今週は何かと雑事があってライドに出掛ける時間が取れずにいたが、週末になってようやく空きが出来た。

天気は上々で3月中旬なのに日中の気温が20℃にもなるというので、ジャージの下は アンダーウェア1枚だけの薄着でも良さそうだが、暖かい分花粉の飛散も多そうなのでその対策だけが不安材料だ。

行先は取り敢えず犬山方面と決めたが、走行ルートは決めないでおくことにした。

何処を走るかをその時々の気分に委ねても誰からも文句を言われないのがボッチロー ディー故の特権でこれを行使しない手はない。

 

LapierreのチューブにAirを入れるのは久し振りで「ピンホールパンクしてたら嫌だな」と思いながらAirを4barほど入れて漏れの有無を確認したが、特にその兆候は無かったので安心して規定値(小生は乗り心地重視なので前輪6bar後輪6.5barと決めている)まで入れた。

よーしこれでOK、あとは走行中にパンクしないことを祈るのみだ。

 

居宅を出てまずは南へと進路を取る。

犬山は東方向になるが、一旦羽島へと走って走行距離を稼いだ上で、濃尾大橋を渡って木曽川上流を目指すのがいつもの小生の流儀。

これが習わしになっているので、たまに木曽川橋を渡る短絡ルートで犬山方面を目指したりすると、何か悪事を働いた様な後ろめたい気分になるから不思議?なものだ。

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主要幹線が通る濃尾大橋上はいつも車が渋滞する

濃尾大橋からは堤防道路を木曽川橋近くまで走るのが通例だが、尾濃大橋を過ぎた所で河川敷サイクリングロードへと走路を変更。

走路を変えたのはこの先で進められているサイクリングロード延伸工事の進捗を確認 したかったからで、小生がライドから遠ざかっていた期間に舗装路が伸びていることを期待して現地へ向かったが、残念ながら状況は半年前と殆んど変っておらずガッカリ。

サイクリングロードが途切れているこの里小牧1.5km区間を早急に繋いでくれと願い、数年間待ち続けている一ローディーの心情を行政はなかなか汲んでくれない様だ。

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サイクリングロードの先はオフロードのまま(一宮市里小牧)

木曽川橋から愛岐大橋までの15kmほどの区間木曽川サイクリングロードを走るのが安全且つ快適。

小生の場合ここを走るのは平日が多いため、普段は走路上に人影をあまり見掛けない。

そこで、視界を占める木曽川沿いの茫洋たる風景を時折愉しみながらも、専ら走ることに集中して快走するのだが、今日は週末なので少し勝手が違う。

犬を連れて散歩する人や家族連れ、ジョグガーやローディーが走路上に点在するので、頻繁に減速したり路肩へと寄ったりしなければならず、とても快走とは言い難い走行を余儀なくされた。

しかしこれは仕方の無いことで、もしそれが嫌なら週末or休日は木曽川サイクリング ロードなど走らないことだ・・・。

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木曽川べりの休憩スポットで休めば身も心もリフレッシュされる

扶桑緑地公園から先は一般道の走行となるが、この道は路側帯が狭く且つ交通量が多いので正直あまり走りたくない道。

木曽川沿いにある遊歩道(道幅が狭く階段もある)を改良して、自転車が走れるようにしてくれたらこの危ない道を走らなくても済むのにといつも思うが、所詮これも叶わぬ願いの一つ。

仕方なく、車に追突されないよう時折ミラーで後方を確認しながら、砂利で荒れた路肩寄りを犬山へ向かって懸命にペダルを漕いだ。

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犬山橋からの美しい眺めにはいつも癒される

犬山橋の欄干に身を預けつつ、木曽川の揺蕩う水面に眼をやりながら帰りのルートを 考える。

岐阜県側を各務原岐南→岐阜と辿るか、愛岐大橋で愛知県側に戻って往路をそのまま帰るかの二者択一だが、前者は町並みを縫って走る割合が多いのでチョット煩雑なのが難点。

「うーんやっぱり来た道を戻るか」なるべくストレス無く走りたい思いが前面に出て、結局後者のルートを採ることにした。

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木曽川サイクリングロードの東起点となる江南緑地公園

鵜沼の間道を抜け愛岐大橋を渡って江南緑地公園まで戻って来ると、車と並走する緊張からようやく解放されてホッと一息、此処から30分ほどはサイクリングロードを行くので気楽なもの。

丁度昼時なので走路上に人影は少ないが、たまに後方から来たローディーがゆっくりと走っている小生の真近をこれみよがしに追い抜いていく。

普段なら追走を試みたりするのだが、今日は何故かその気が起こらずただ後姿を見送るのみ。

陽射しは暖かく頬を撫でる風も心地いい、こんな走りもたまには良いもんだ・・・。

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尾濃大橋近くの休憩pointで最後のbreak

 

 

 

 

 

 

久々に背割堤を走る

 

痩せるのは本当に難しい。

73.6kgからスタートした今回の小生の減量計画だが、この1ヶ月の間ほゞ毎日1.5時間 ほどをローラー台でバイク漕ぎして汗を流したにも拘らず、減量出来たのは僅か1.3kgだった。

巷には5kgあるいは6kgを1ヶ月で減量したとの自慢?話が溢れているが、彼らはどの様な方法でそれを成し遂げたのだろう?適うならば逢ってその秘訣を是非とも聞きたい ものだ・・・。

これじゃぁ68kgの体重目標は未達か達成できても相当先と思われたため、ここは少し やり方を変えるしかないと腹を決めた。

花粉症のベテランキャリアなので、毎年この時期(2月下旬~4月上旬)は外出を自主 規制しているのだが、抗ヒスタミン剤を服用して発症予防に努めていることだし、まだ花粉の飛散が本格化してない今なら、ライドに出掛けても「多分大丈夫」と手前勝手に考えて実行することにした

もしこの試験ライドで、鼻汁が止まらなかったり目が痒くなるといった花粉症の症状が出なければ、今後週2回くらいの頻度でライドに出掛ける希望も湧いてくる。

 

春用ジャージにウインドブレーカーを重ね着し、不織布マスク+ネックゲイターとサングラスで厳重に花粉対策をして出発準備は整った。

行先は木曽三川公園方面と決め、De Rosaのタイヤにairを入れながら大まかな走路を 脳裡に描き、大体70kmくらいの走行距離になると見込んで「まぁこの位かな」と独り納得する。

実に5ヶ月半振りのライドになるので、最初から100km超のライドなんて計画しても 無理、この位が分相応というものだ。

 

走り初めサドルの固さにチョット違和感を感じたが、それもすぐに忘れてバイクの軽快な走りに身を委ねると爽快な気分が満ちてくる。

交換したSPDペダルは思った通りステップイン一発でクリートを捉えるし、シューズの保持も小生の走り方なら問題無さそうでひとまず安心だ。

市街地をしばらく走った後、長良川左岸堤防道路に出て大きく開けた視界の中を川下に向かって走る。

右手に見える伊吹山から養老山にかけての山並みは、雪を被ってまだ厳しい冬の佇まいを見せているが、この辺りはもう春めいて風を切って進むのも心地よい。

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まだ冬の佇まいの伊吹と養老の山並み

微かな巻層雲がたなびく青空の下で、チェーンの奏でる軽快な音を聴きながらバイクを走らせれば、ローラー台では味わえない外を走る愉しさと醍醐味が小生に束の間の安穏を与えてくれる様だ。

 

景色を愉しみながら堤防道路を快走して木曽長良背割堤まで来ると”工事中通行止め”の看板が目に入ったので、車止めゲート脇に居た警備のおじさんに「三川公園までいけ ますかねぇ」と聞くと「さぁどうかねぇ」とつれない返事。

特に先に進むのを止める素振りも無いので「それじゃぁ行けるとこまで行ってみます」と声を掛けて背割堤へとバイクを進めた。

あと20日ほど経てば満開を迎えて訪れる人の眼を楽しませてくれる堤脇の桜並木も、 まだ蕾を硬く閉じて気温が累積されるのを待っているが、この開花のシステムをサクラはどの様にして獲得したのか?植物の営みの不思議さには本当に驚かされるばかりだ。

今年は3月の気温が高いらしいので例年より早く開花を迎えるかもしれない・・・。 

 

結局通行止めの箇所は無く、東海大橋の下流側で護岸のための雑木林の伐開が行われている為の通行規制と判った。

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雑木林が伐開された背割堤の長良川側河川敷(チョット寂しげな風景だ)

こんな事なら「通行止めの看板と警備のおじさんは不要じゃねぇ」と思ったが、直ぐに「だけどおじさんも生活費を稼がなくちゃならないからなぁ」と思い直して大目に見ることにした。

年寄りをいつまでも働かせ続ける我が国の福祉政策、果たしてこれはあるべき姿なんだろうかと独り愚痴た・・・。

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木曽三川公園の展望タワーを遠望するところまで走ってきた

背割堤の南端まで走ってきた所で、予定の三川公園をキャンセルして船頭平へ向かう事に計画変更しそのまま直進。

船頭平はあまり人が訪れない公園で、灌木に囲まれた芝広場の東屋で独り心置きなく?休めるし、いつもトイレが綺麗に清掃されているので小生お気に入りのBreak pointだ。

ここまでの走行距離は35kmほどで折り返すのに丁度良い地点、チョット多めに20分くらい休んでから帰途につくことにした。

 

往路は追い風の恩恵で快適に走ってきたが、復路は2~3m/sの北西風を左前から受けて思った様にスピードが上がらない。

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帰路の背割堤は北西風が吹き抜けるので思った様に走れない

左側の松林が途切れて強い風が吹きつけてきたので、これに逆らってケイデンスを上げ数分経った頃のこと、突然身体全体を包む様に強い疲労感が襲ってきた。

反射的にギアを一気に数段落とし、クランクをユックリと廻しながら深呼吸で息を整えて”この嵐”が過ぎ去るのをひたすら待つ。

こうしていれば1分ほどで疲労感は嘘の様に消え去り、身体は元の正常体へと戻るのは判っている。

先日もローラー台でのトレーニング中、スピードを35km/hrから40km/hrに一気に上げて心肺への負荷を増したところ、暫くして同じ症状が現れた。

この身体症状は一昨年夏に初めて自覚したが、最近になってその発症頻度が増えている様な気がする。

ど素人の小生がいうのもおこがましいが、これは”筋肉が酸欠を起こした時の症状”ではないだろうか?

とすると根本的な原因は、老化による心肺機能の衰えか?はたまた心臓の疾病か?

そろそろ白黒をつける時期が来ているのかも知れない・・・。

 

背割堤北端のゲートを出ると居宅までは残り20数㎞、あと1時間弱あれば帰着できる 距離なので周りの景色を愉しみながらゆっくり走ることにした。

遠く御岳、乗鞍それに北ア西端の山(笠・黒部五郎辺りか?)が青い山並みの上に白く浮かんで見え、小生の脳裏に潜む山への郷愁を呼び覚ます。

「あぁあの山にまた登りたいなぁ」と誰に言うともなく独りボソッと呟いた・・・。

 

 

 

e-Taxで確定申告

 

人間は何故戦争という愚劣な行為を無くせないのだろう?

ロシアのウクライナ侵攻は、大方の専門家の予想(まさかそんな馬鹿な真似はしない だろう)を裏切って始まり、今現在も彼の地の何処かで激しい戦闘が続いている。

これらの戦場で戦火に傷つき斃れるのは、末端の名もなき兵士達や無辜の市民であり、本来この戦いの責を負うべき為政者らは、ミサイルさえも届かない安全な場所で、多くの人々の悲嘆に思いを馳せることなく惰眠を貪っている。

今、長年に亘って様々な施策を弄しながら民意を操り、プーチン独裁という非民主体制を敷いてきた強権国家ロシアの暴走を許すことは、世界に拡がりつつあるポピュリズム的政治傾向の動きに拍車をかけて、民主主義体制の弱体化が顕在化する懸念がある。

また、最大最強の強権国家である中国の拡張主義(領土的意味も含めて)にも免罪符を与えて、将来的には更なる紛争地の拡散等により世界が不安定化する、極めて好ましくない状態に至る可能性もある・・・。

 果たして国際社会は一致団結してこの愚かな戦争を止め、明るい未来への展望を切り開くことが出来るのだろうか?

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ウクライナの美しい町並み

さて、ここからは一転して話題は下世話な事柄。

毎年この時期になると決まってするのは確定申告。

勤め人の頃は全て会社任せで済ませてきたが、年金暮らしで経済的制約を意識する様になってからは”例え少額でも払い過ぎたものは返して貰おう”と必ずやることにした。

例年の還付金額は〇万円だが、昨年は左足首の人工関節置換手術を受けたので、医療費控除分が増えて還付金額が少し多くなると期待できる。

 

源泉徴収票社会保険料納付通知、生命保険料控除証明、地震保険料控除証明、寄付金控除証明、医療費領収書等の確定申告に必要な書類を集めることで下準備は完了。

続いてPCで医療費控除の明細書作りだが、小生・妻・実母3人の医療費領収書となると枚数が多いので、いつもこれにひと苦労。

医療機関、薬局別に仕分けして医療費集計フォームに金額入力するのに1.5時間ほどもかかってしまった。

ここまで終われば、後は国税庁ホームページの確定申告書作成コーナーにアクセスしてe-Taxで申告書を作成して送信するだけ。(の筈だった)

 

確定申告書作成コーナー⇒作成開始⇒マイナンバーカード方式⇒令和3年分⇒所得税⇒マイポータル連携無しで作成と順次進み、次にマイナンバーカードの認証をしようと クリックすると”利用出来ないバージョンのためバージョンアップして下さい”の表示が画面に現れた。

「何だってぇ!去年は出来たのにどういう事?」と思いながらも、指示に従ってマイナポータルアプリをダウンロードしてカード認証に進むが、相変わらずバージョンアップの要求表示が出る。

「うーんどういう事だ?」色々考えて思い当たったのはWindowsを10→11へとアップ ロードしたことで、このためWebブラウザのアドイン設定がキャンセルされたのでは ないか?と推測された。

そこでWebブラウザの設定から拡張機能を確認してみると、案の定マイナポータルAPとe-Tax APの設定がOFFになっている。

「やっぱりね」これで問題解決だけど「とんだ所で手間取ってしまった」と誰を恨むでもなく思った。

 

マイナンバーカード認証で申告書記入フォームを開いて申告項目毎に金額等を入力。

これは帳票類を見ながら転記するだけなので大して時間はかからないが、一応間違いがない様に2重チェックはしておいた。

全ての項目に入力して還付金額を確認すると、昨年より1.6万円ほど多い金額。

医療費以外の申告内容は例年ほとんど変わらないので、この1.6万円はほゞ足首の手術に関わる出費への還付といえる。

16万円の出費に対して1.6万円の還付「まぁこんなもんか」と納得しつつ送信ボタンを 押した。

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確定申告書の記入フォーム

恒例の確定申告を終えてやれやれと思ったが、今年はもう1件確定申告がある。

昨年、長女がテキサス州の大学付属研究機関へポスドク留学したが、家族を伴って行くことにしたため、住んでいたマンションは売却し保有株の一部も現金化したので、納税管理人の小生が確定申告を代行することになったからだ。

給与所得の源泉徴収票、生命保険料控除証明、不動産売買関係書類、売却株の取引報告などの書類は一応あるので、多分申告書の作成に問題は無いと思うが、何せ不動産売買の申告は未経験なので一抹の不安は残る。

しかし、まぁ”何事も経験が大事”ということで早速トライしてみよーっと・・・。

 

 

 

ライドの準備は整った

 

左足首人工関節置換術の施術から4ヶ月半が過ぎた。

診察予約日に県病院にいくと、診察に先立って撮ったX線画像を診た主治医は「脛骨と距骨に埋め込んだ上下のコンポーネントのズレも無いし、手術時に切った腓骨も大分 くっついてきましたね」と順調な回復に満足した様子で診断の結果を小生に告げた後、足首の動き触診しながら「どうです自転車乗ってますか?」と聞いてきた。

ローラー台でトレーニングしてることを話してから「そろそろ外を走っても良いですかねぇ」と切り出すと「自転車に乗るために手術したんですからね」とOKのニュアンスで言った後で「人工関節はこれから一生持たせなくちゃいけないので何かあったらすぐに来て下さいよ」と付け加えられた。

足首が少し内反するのは気にかかるが、捻挫の慢性化で外側靭帯が伸びてるのが原因?だから、これは足首サポーターで保護するしか無いか。

よぉーし一応主治医の許可も得られたので、これで気兼ねなくライドに出掛けられる。

思わず心の中で”ガッツポーズ”をしつつ、気付かれない様にほくそ笑んだ・・・。

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国指定重要文化財東海道本線揖斐川橋梁(現在は歩行者通路として利用)

さて、ライド再開となればまずはバイクの整備だ。

もう5ヶ月も乗ってないので、いきなり走り出してトラブルがあったら興ざめだから、取り敢えず水洗いしてからと保管場所から引っ張り出すが、僅かにホコリが被っている程度なので、水洗いは止めてタオルで拭くだけにした。

 

バイクの水洗いには苦い経験がある。

ある時、De Rosaを水洗いしてからライドに出掛けた折に電動変速機がバッテリー切れを起こした。

「充電してから2週間も経たないのに?」と思いながらバッテリーを再充電して2日後、ライドに出掛けるとまたしてもバッテリー切れ。

「これはおかしいぞ」と詳しく調べてみると、BB部でリアディレイラーへいく配線の 被覆が焼け焦げており、其処からフレームへと漏電している事が解った。

どうやら、以前BB部の点検蓋を開けた際に配線被覆を傷つけたらしく、其処が水洗い時にフレーム内に入った水でショートしたと推定された。

水洗いも慎重にやらないと飛んだことになると身に染みて分かった失敗談だ。

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外乗り用のロードバイク

Lapierre、De Rosa、Varacan Specialと3台の外乗り用バイクを順次拭き上げた後は、 電動変速機のバッテリーとサイクルコンピューター本体の充電。(これは使ってない 期間が長かっただけで自然放電も寡少とみえ、あまり時間がかからなかった) 

そしてスピードセンサーとケイデンスセンサーのボタン電池交換も忘れずに実施。

こうして3台とも一緒に交換しておけば、どれかが電池切れしたら他も替え時と分かるので安心だ。

 

チェーンは油切れを起こしてない様子なので注油は割愛。

油を差し過ぎるとチェーンもギアも真っ黒になるので、少ないくらいが丁度良いと小生は勝手に思っている。

 

最後にSPDペダルの交換。

これまで付いていたペダル(ZERAY)は小振りなのは良いが、ステップインが一発で 決まることが少なく、ペダル上でシューズを前後左右に動かしてクリートを嵌める無様な動きが頻発。

これが結構なストレスになるで、いきおい信号停止でクリートを外すのが億劫になっていた。

そこで、ステップインが容易と㏚されているPD-ED500(SHIMANO)に交換することで、このストレスを解消することにした次第。

もしこの目論見が期待通りの結果を生めば、18,000円(3台分)の投資も決して高くは無いが果たしてどうだろう?

この結果は数日後には分かる筈だ・・・。

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 ZERAY SPDペダル            SHIMANO SPDペダル

バイクの整備は一通り済んだので、あとはライドに出掛けるだけ。

だけど、このところ強い西風が吹く寒い日が多いし天気もイマイチ良くないので、小生のもう一人の分身が「あと数日待ったら」と言っている。

うーん、何とも悩ましいところだ・・・。

 

 

 

病は気から・・・

 

コロナワクチンの追加接種が政府の思惑通りに進んでいない様だ。

新規感染者10万人、死者150人というレベルで推移する現状は、決して楽観視できるものではないと小生は思うのだが、医療機関等で患者対応に追われる関係者は別にして、世間一般の意識はどうも楽観論へと傾いている様で、それが追加接種が低調な一因にもなっている。

 

我が国のワクチン2回接種率は79.3%で、国際的には中国・韓国に次ぐ高い割合だが、 それでも約2割(2,500万人)の人達が未接種の状態。

ワクチン接種に消極的な人の忌避理由は様々だが、その根底にあるのはワクチンという異物を身体に入れることへの抵抗感或いは薬剤に対する不信感だろう。

誰しも得体の知れない物を自分の身体に摂り込みたくはないし、ましてやそれによって身体が変調をきたすなら猶更のことだ。

しかしこの判断「果たして本当にあってるかぁ?」と多分に捻くれた見方をする小生は思う。

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夕暮れ時のモンサンミッシェル

世界規模で見るとコロナワクチンのこれまでの接種回数は103億回で、1回以上接種を 受けている人の数は50億人に上る。(コロナワクチンは開発期間が短く、今だに顕在化していない問題があるという人がいるが、これだけの臨床実績からすればそれは杞憂に近い)

そのワクチンは各国の事情に応じて様々(緊急承認されているのは7種類)だが、我が国に限って言えば、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3種類のワクチンが承認されており、主にファイザー、モデルナのmRNAワクチンが接種されているのは周知のとおり。

厚労省が発表した”副反応疑い報告”によれば、ワクチン接種後に心不全等で死亡した人の割合は、ファイザー:100万人中6人、モデルナ:100万人中1.6人ということであり、この人数は、これまでにコロナウイルスに罹患して死亡した人の割合:100万人中160人に較べて有意に少ない。

しかも ”この死亡事例を個々に科学的に評価した結果、現時点では、mRNAワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない” との報告もあること から、これらを総合的に考えると、ワクチン接種を敬遠することは、いたずらにリスクを増大させる自傷行為と言えなくもなさそうだ。

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美しき佇まいで魅せるノイシュバンシュタイン城

また、ワクチン接種によって心筋炎や心筋梗塞等の重篤な副反応を示した人の割合は、ファイザー:100万人中33人、モデルナ:100万人中20人とのデーターも示されているが、これも果たして額面とおりに受け取ってよいかどうか?

薬理活性の無い偽薬を与えられて当該症状が改善する事象を”プラセボ効果”というが、この逆に、偽薬により様々な疾病の症状を示す事象を”ノシーボ効果”という。

ファイザーが2020年にコロナワクチンの大規模治験をおこなった際には、mRNAワク チンを投与されなかったプラシーボ群の1/3の参加者が倦怠感や頭痛、筋肉痛を訴えたと報告されており、先のデーターにはノシーボ効果による心筋炎や心筋梗塞等の重篤な副反応が含まれているだろうことは容易に推定できる。

 

以上のことから言えるのは ”いたずらにワクチン接種の弊害を恐れて忌避する必要は ない”ということ。

今回のコロナ禍の長期化で本当に恐れなければならないのはワクチン接種の弊害では 無く”伝染性が強くしかも高い致死率の変異株”が出現することだ。

人類が絶滅の危機に瀕するアウトブレイク(映画)の様な悲惨な状況は虚構の世界だけのものにして貰いたいからねぇ・・・。

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木曾三川公園ではチューリップ祭りが開催中

さて、ローラー台でのリハビリ兼筋力回復トレー二ングも5週を終え、鈍っていた脚も徐々に復旧しつつあるが、先日からこのルーチン作業?に、体重削ぎ落しという新たな目的が加わった。

小生の身長は170㎝で体重は73.2kg(現時点)、BMI値を算定すると25.3で肥満1度の メタボ体型のジジィである。

この体重だとライド中の坂上りが辛いのは元より、ヒルクライム嫌いの解消もおぼつかないので、以前からここは何とか減量を図る必要があると痛感しており、そこで今回の取り組みとなった次第。

BMIの指標によると適正体重は63.6kgで現状からは-9.6kgの減量が必要だが、これは あくまで理論値。

聞くところによると”チョット肥満”の方が長生きできるらしいので、目標は68kgと一応決めて、取り敢えずはその通過点の70kgを目指すことにした。          (これまでの経験で減量が簡単じゃぁ無いのは身に染みて判っているからねぇ)

それにしてもローラー台で1.5時間ほど汗を掻くだけじゃ減量はなかなか捗らない。

そこで来週ぐらいから70~80㎞のセミライドに出掛けてみようかな?と思っているが、数日前から時折クシャミが出るので、今年はもう花粉が飛び始めた様子。

あぁ何ともうまくいかないなぁ・・・。

 

 

 

雪の想い出

 

窓外で降りしきる大粒の雪を眺めながら「今冬は雪がよく降るなぁ」と独り呟いた。

歳をとって寒さに耐える体力気力が衰えたせいか、雪とか寒風とかの寒さを増長させる事象にめっきり弱くなった気がする。

スキーに精を出していた頃(もう二昔以上前だ)は、冬になると早く山に雪が降らないものかと、天気予報の降雪情報を心待ちにしていたものだが、そんな昔の自分を思い出して「歳はとりたくないもんだ」と少し淋しい気持ちになる・・・。

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金華山も雪に包まれた

雪には色んな想い出がある。

子供の頃は、雪が降ると物置から橇を引っ張り出してきて、近所の公園の小山で滑って遊んだものだ。

橇といっても木くずを寄せ集めた手製の物で、子供が作ったやぐい(強度が弱い)ものだからよく壊れたが、小石で釘を打ち直すなど修理してまた遊んだ。

あの頃は、遊び道具の幾つかを自分で手作りしていた様に記憶しているが、それが後年になって”簡単な故障修理は自分でやってみる”という性分に繋がったんじゃないかと 懐かしく思い出す。

 

山好きで雪山にはよく登ったが、ある年の厳冬期、岐阜滋賀県境の霊仙山(1,094m)に単独行した。

醒ヶ井から漆ヶ滝を経て経塚山⇒霊仙山へと至るコースで、当時はポピュラーな登山道だったが、悪路急登のため今は廃道となってるらしい。(好いコースなのに残念)

霊仙山一帯は豪雪地で、醒ヶ井から少し奥へ入ると雪は既に膝上辺りまであった。

幸い誰かが先行しているらしく、輪かんじき(雪上を歩く道具)を着けなくても踏み跡を辿れば楽に歩けるのには助かった。

30分ほど雪道を進んだだろうか?視線の先の雪面に点々と赤い染みがあるのを発見、 直ぐに何かの血痕だと気付いたが、その時突然遠くから「パァーン」と轟音が聞こえてチョット吃驚。

どうやらこの踏み跡はハンターのものだったと独り合点したが、それからが大変。

「獲物と間違われて撃たれたら堪ったもんじゃぁ無い」と歩みを速めて”危機脱出”を 図ったのは言うまでもない。

おかげで、それまでの雪景色を楽しみながらの山行が、一転辺りに注意を払いながらのビクビク山行に変わってしまった。

おまけにこの日は経塚山の手前で、腰辺りまである新雪ラッセル(雪をかき分けて道を作りながら進むこと)を何十mと強いられて疲労困憊。

ハンターとラッセル、予想外の苦行に散々の山行と言えそうだが、今から思い起こすとこれも愉しい想い出である。

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白銀に輝く霊仙山の山頂

一方、スキーで左脛骨を骨折したのは苦い想い出で、20代前半の頃に友人と出掛けた 大日岳スキー場(現ダイナランド)での出来事。

緩斜面で気を抜いてショートターンを繰り返したのがイケなかった。

スキー板を踏んで前のめりに回転転倒し、そのまま空を仰いだ姿勢で雪面に寝転がって数秒が経った。

しばらくして上体を起こし足元を見ると、板の外れた左脚がスキー靴ごとあらぬ方向を向いている。

手を伸ばして靴を立てると、また同じ方向にグニャリと倒れるので「どういうこと?」と一瞬思ったが、直ぐに骨折したと気付いて茫然自失。

担架に乗せられて救護所に行き応急手当の後、友人の車で白鳥病院へと急行した。

病院では、担当医師がX線画像を見ながら骨折した箇所を繋ぎ合わせ、石膏ギブスで 動かない様に固定してくれたが、入院することも無くそのまま退院と相成った。

多分この時の処置がまずかったのだろう、それ以来、正常じゃ無くなった左脚?を酷使したことが遠因となり、40年近く経ってから変形性足関節症を発症することになった。

何とも悔やまれる出来事だが、過去は取り戻せない。

スキーはこの骨折事件から10年ほど経った後に再開したし、変形性足関節症も昨秋に  人工関節置換手術の施術をうけて、歩行時の痛みはほゞ消えたので、この苦い想い出 も今では”結果オーライ”と言うべきだろう・・・。

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蝋梅の開花もまだこれから

さて、先刻まで降りしきっていた雪もようやく止んで雲間から陽が射してきた。

昨日は終日雪が舞う天気だったので、とてもロードバイクを漕ぐ気になれずローラー台トレーニングをサボってしまったが、2日続きでサボるのは気が引ける(誰に?)から今日は小1時間ばかり汗を掻いてみることにした。

脚の調子はどうかなぁ?久々に35km/hrで回してみるかぁ?・・・。

 

 

 

物思いに耽りながら

 

このところ嫌なニュース(地域紛争や人権侵害、無分別な殺人等々)ばかりが連日報道されて、コロナ禍で沈む気分を一層陰鬱にさせる。

こういう事に関わる人間は何を考えているのだろう?自責の念は湧かないのか?などと思案を巡らしたりするが、そんな小生の忸怩たる思いなど彼らの元に届く筈が無いのは自明。

彼らにあるのは、決めたこと(或いは決められたこと)をただ遂行するという使命感?だけで、其処に悔悟という感情の入る余地はない。

これらの背景にあるのは、大小の違いこそあれ”人間のエゴ”であり”自己中心的思考に 基づく他者の軽視”である。

 

”人間の本性は善か悪か?”は古来より議論の的(性善説孟子VS性悪説荀子)であるが、人類が歩んできたこれまでの歴史(度重なる戦争でその残虐性を露呈した事や独善的な環境破壊で幾多の生物を絶滅に追いやった事)を鑑みると、どうやら「人間の性は悪だ」という方に分があるように思う。

そしてまた今は、地球温暖化に繋がる数々の愚行で、地球という稀有な生命の星を破滅の縁へと追いやる愚劣な人間という生き物には、万物の長たる資格は望むべくもないと言えそうだ・・・。

 

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高山の趣をみせる雪をまとった伊吹山

 

さて、ローラー台でのリハビリ兼筋力回復トレーニングも3週目。

始めの頃は、ライディングポジションをとると腹周りが窮屈だったが、最近はチョット凹んで前傾姿勢が楽になってきた。

また、クランクを回し始めて40~50分で感じていた腿の疲労感も、今は1時間を過ぎてもほとんど感じなくなったのも嬉しい変化。

こうしてトレーニングの結果が少しでも自覚できるのは、これを続ける動機づけとして重要だ。

 

<ここでチョット閑話休題 >

時間確認用の安物液晶時計が電池切れしたので代りをダイソーで買い求めたが、これが300円で買えるとは”驚き”の一言。

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視認性の良さが購入ポイント

 

今週のトレーニングテーマは90rpmでクランクを回すことだったが、脚が運動に慣れてきたせいか?差したる支障もなく(ケイデンスを上げるとクランクを踏む感じから回す感じに変わるが、左脚は足首を庇う意識が働いて引き足がうまく出来てないけど)順調にクリア出来たので、週の途中からギアを1段上げて”30km/hr走行を1時間続ける”負荷トレーニングに変更。

ギア比を2.62(34T×13T)に上げてケイデンス91rpmでクランクを回すと、スピードは丁度30km/hrになる。

ローラー台の回転音が一段と大きくなって、耳障りな騒音を辺りにばら撒いている様でチョット気が引けるが、冬場なので隣近所は窓を閉め切って音は聴こえないと手前勝手に判断「うるさくても1時間でやめるので我慢してくださいよぉ」と独り言を呟いて、そのままクランクを回し続けた。

 

それにしても今日は冬晴れのいい天気、風は時折微風が吹く程度なのでライドには最適の日和だ。

「この青空の下、風を感じて走ると気持ちいいだろうなぁ」と天を仰ぎながら物思いに耽っていると、クランクを回す脚が幾分軽くなった気がした・・・。