風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

図書館へ行こかな・・・

 

WOWOWが放映しているドラマ”始皇帝天下統一”に結構ハマっている。(まだ始まったばかりなんだけどね)

時代考証がしっかりしているのか?諸国の王やその一族、また兵馬俑から抜け出した様な兵装の人達もいっぱい登場して、小生が想像する(中国の)戦国時代の風俗イメージとピッタリ。

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兵馬俑となって今も残る秦の兵士たち

漫画の ”キングダム” を読んだことは無いので、これから始皇帝がどの様にして天下統一を果たしていくのか、その間のエピソードは断片的にしか知らないが、呂不韋の失脚や荊軻の暗殺未遂、そして始皇帝の最期がどの様に描かれるか楽しみだ。

これまで、項羽と劉邦三国志水滸伝史記十八史略等々の中国歴史小説や伝記を幾つか読んできたが、そのどれもが面白いのは、彼の国の茫洋とした大地や幾度となく繰り返される戦乱の歴史が脳裡を過るからだろうか・・・。 

 

今日はそこそこ良い天気で、普段なら”何処かへと出かける”ところだが、自転車に乗れない今は車に頼らざるを得ず「どうしようかなぁ」と考えてしまう。

イマイチ出かける気にならないが、かと言って「家で燻っているというのもつまらないし・・・」とあれこれ思案して、結局図書館へ本を借りに行くことにした。

近いのは県立図書館だが、蔵書が古くなった印象があるので、最近では比較的新刊書の多い市立図書館に通っている。

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メディアコスモス(岐阜市立図書館)

エスカレーターで2Fに上がって最初に目指すのは当日返却図書のコーナー。

ここへ来ると、今皆がどんな本を読んでいるか分かるし、たまには掘出し物?の本にも出合うことが出来る。

今日はめぼしい本は無かったので、続いて向かったのは自然科学のエリア。

生物学から医学の棚へと1冊づつタイトルを観ながらゆっくりと廻る。

既に読んだ本もあれば初見の本もあり、大概は興味をひかない本が並ぶ中、面白そうなタイトルの本があったので、手に取って内容を確認してみる。

小生が借りる本を決める基準は、内容が知的好奇心を満たすものであることは当然だが、それが理解できるレベルの記述である事が重要だ。

文章理解力がひどく衰えた今、こ難しい内容を根気強く読んで理解しようとしても無駄なので、前書きに目を通した後、適当なページを開いてそこの文章を読んでみる。

もし「難しそうでよく解らないなぁ」と感じたらそれはダメで、逆に一読だけで文意が淀みなく理解できるならOKという訳だ。

ということで、結局ここの棚からは、微生物に関する本1冊と脳の働きに関する本2冊を借りることにした。

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自然科学関連の書籍エリア

天文関係の棚をチラッと覗いた後は、歴史関係のエリアに移って始皇帝の中国統一前後の書籍を探す。

しかし、曹操劉備が活躍した三国時代の本は何冊もあるが、残念ながらその遥か前の戦国末期~秦天下統一にかけての本は1冊も無かった。

という事は、始皇帝の人生は波乱に満ちているので小説の類は沢山あっても、史実の方はあまり深堀り出来る内容が無いんだろうなぁ・・・。

 

始皇帝がらみの本は諦めて、今度は少し離れた文学関係のエリアに移動。

ここで覗くのは専ら随筆・エッセーと詩歌の棚で、小説の類の棚にはほゞ足を向けないのが最近の傾向。

以前は純文学からSFまで色んな本を読んでいたが、いつの頃からか?作家が創り出した”虚構の世界”を追体験するのに倦む様になり(多分これが精神の老化現象だと自覚はしている)次第にこれらを読まなくなってしまったからだ。

ここでは、知らない著者(多分有名なんだろうけど浅学な小生が知らないだけ)だけど書いてる内容が面白そうな随筆1冊と自由律の句集1冊を借りることにした。

 

もう1冊何かを借りようと新書の棚でめぼしい本を探すが、興味を引くタイトルのものが無いので、あっさりと諦めて「良し、この5冊で終わりにしよう」と貸出機に向かうことにした。

最近は本を読むスピードが遅くなりしかも読解力も衰えているので、興味本位に沢山の本を借りても返却期限までに読み切れないのが実情だ・・・。

 

いつもならこのまま帰るのだが、向かいの市役所新庁舎に展望フロアーが開設されたと聞いたので、チョット寄り道をしていくことにした。

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岐阜市役所新庁舎

エレベーターで17Fに上がって細い通路を回り込むと、建物北側に広いフロアーがありそこが展望スペースだった。

眼下を清流長良川が流れ、岐阜市北部の市街地の向こうに美濃の青い山並みが幾重にも重なって綺麗に見える。

その青い山並みの向こうに雪化粧の能郷白山が顔を出し、白く雪をまとった山稜をしてその存在感を誇示している様にも思えた・・・。

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展望フロアーから北東方向の眺望

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展望フロアーから北西方向の眺望

あと一月もすればこれらの青い山並みも全て白銀に包まれることだろう。

「そんな頃にもう一度来てみよう」と心密かの思った・・・。