風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

補修費1500円ナリ

 

小生は身体を動かすことが結構好きだから、生まれて此の方色んなスポーツを体験してきた。

小学生の頃のバットとボールだけ(あの頃はグローブなんて物は誰も持って無かった)の草野球から始まって、サッカー・登山・スキー・テニスそしてロードバイク

何れもそれなりに一生懸命にやったが、腕前のほどは”人並み”で、他者に自慢できる ほどのレベルには達しなかった。

それは何故か?答えは簡単「持って生まれた身体能力が人並みだったから」だ。

 

先日、五輪重量挙げ女子のニュージーランド代表にトランスジェンダー選手が選ばれたことに関して「ライバルとなる一部選手が同選手の身体的優位性を指摘し競技が公平でなくなるといった不満も出ている」との報道がなされていた。

”何事も公平であるべき”とするのが多くの人が是とする社会通念であり、不満を述べた選手に賛同する声も多いと思うが「しかし・・・」と少々捻くれた小生は思った。

「身体的優位性で言えば不満を述べた本人も他選手に対しては身体的優位性を持って るんじゃないの?自分を越える身体的優位性を持つ選手が現れたと云って・・・」

 

我々の住む世界はすべからく不公平に支配されている。

100m走を競うのに全員が0mからスタートすれば問題ないが、実際にはある者は50m から走り出しある者は30mから走り出す、あろうことか-20mから走り出す者もいると 云うのが現実の世界である。

こんな世界は間違っているとみるか止む無しとみるか、これは”どの様に生きるか”の 問題でもある・・・。

 

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或る日の木曾川サイクリングロード

さて、今週は天候不良や雑事のため思う様にライドに出掛けられずストレスが溜まる日々。

そこで、近場の河川敷道路を何往復かしたり、ローラー台で汗を流したりしてその解消に努めたが、どうも物足りない感じが残る・・・。

そんな時「そうだ!こんな時はあれをしよう」と思いついたのは、ホッタラカシにしていたVaracan specialの修理。

 

このバイク、2か月ほど前の清掃中にシートチューブに亀裂があるのを発見し、考えた末にフレームの廃棄交換をすることにしたのだが、その後に色々とリサーチしても気に入ったフレームが見つからなかった。

元々 ” 安価にディスクブレーキバイクを手に入れたい ” との発想でバラ完したバイクなので、代替のフレームにお金を掛けたくない事情もあり、修理する方向に対応策を変更してそのまま何週間も手を付けずにいたのだ。

 

まずは亀裂の原因となった、シートチューブに入れた木製の突っ張り棒を同チューブ から取り出す作業。

突っ張り棒はシートチューブ内部にキツく食い込んでおり上からは取り出せないので、シフトワイヤーやBBを外し、BB部の下穴から長い棒鉄を差込んで金槌で叩くと意外と 簡単に取り出せた。

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 シートチューブの亀裂(長さ約6cm)   シートチューブから取り出した突っ張り棒

突っ張り棒が取れたシートチューブの亀裂箇所は、ほとんど場所が判らないほどに閉じており「これは案外傷は浅いかも」と思ったが、事は安全に関わるので何も対策しない訳にはいかない。

あらかじめ考えた補修として、ホームセンターで購入したスチールバンドを亀裂箇所に巻いて強く締め付けた。

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シートチューブの亀裂箇所をスチールバンドで補強

「これで亀裂は拡がらないしシートチューブの補強にもなる」我ながら上手い補修法を思いついたと独りほくそ笑んだ。

 

次はシートポストの沈下防止対策だが、ポストが沈下するのは、押型クランプとポストとの摩擦抵抗不足が原因。

そこで  ①押型クランプの当り面をヤスリで目立てて抵抗を増やすと共に締付け用六角 ボルトも新品に替える  ②リング型クランプを追加する の2段構えの対策を施すことに したが、結果は期待通りでポストの沈下はピタリと止まった。

「こんな事なら最初からこの対策をすれば良かった」と遅まきながら後悔・・・。

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クランプをシングルからダブルに(下:横振れ止め 上:沈下止め )

最後に、突っ張り棒を取り出す際に外した前後のシフトワイヤーを張り直し、変速動作に問題が無いことを確認して作業は終わり。

 

もし当初の予定通りに現フレームを廃棄して新品を購入していたら、例え中華フレームでも7~8万円の出費が必要だったが、現フレームを修理することで実際にはスチール バンドとリング型クランプの購入代金1,500円ほどで済ませることが出来た。

「上出来、上出来」使わなかったお金で、この前壊してしまったデジカメの替わりでも買うかなぁ・・・。

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シートチューブ部を補修したVaracan special(試走して問題なしを確認)

 

 

 

 

ミイラ寺を訪ねて

 

コロナウイルス武漢のウイルス研究所から流出したとする陰謀論じみた言説が、このところ俄かに現実味を帯びてきた。

小生もつい最近までは「何を馬鹿なことを」とこの言説を一笑に付していたが「コロナウイルスの発生源に興味を持った世界各地のアマチュアNet Userが、武漢ウイルス研究所が過去に発表した膨大な研究データーを検索し、即席チームを組んで綿密に解析した結果、同研究所からの流出を疑わせる状況証拠が、この何ヶ月かの間で次々と出てきている」とのNews Weekの報道を知るに及んで「これはもしかしたら・・・」と思う様になった。

武漢研究所関係者やそこに繫がるWHO関係者の意図的な嘘もこの中で明らかにされており、世界的パンデミックで甚大な人的・物的被害が出ている現実を直視した時「何をか言わんや」の感を強くする。

コロナウイルスは自然発生したor研究所から流出した」この事の真偽のほどは何れ の日にか白日の下に晒されるだろうが、その時には、政治的意図を持たない世界各地のアマチュアNet Userが果たした「真実の探索者」としての役割が、必ずクローズアップされるに違いないと小生は思う・・・。

 

さて、今日のライドの行先は揖斐方面。

本巣から山あいの西美濃もみじ街道を谷汲⇒横蔵へと走り、帰路は揖斐川に沿って南下する走行距離70㎞弱のルートを頭に思い描いて出発の準備をする。

風は無く天気も崩れる心配はないとのことだったので、今のところ快適なライドが期待できそうだ。

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五六川沿いの遊歩道は抜け道としては最適

墨俣から本巣へは、五六川沿い⇒樽見鉄道沿いと幹線道と並走する抜け道を繋いで走るのがいつものルートなのだが、最近はこの道を走る車が増えてきて以前の様に安心して走れなくなってきた。

「そろそろ別の道を探さなくっちゃ」と思うがこれがなかなか難しい。

①車が走らない ②信号が無い ③道路舗装が良い この3条件が揃ったローディー向きの道なんてそうそうあるもんじゃ無いからだ。

”自転車は車道を走る”と法改正しておきながら、車道自体は旧態依然のまま放置と云う我が国の道路行政の不備を恨みながら、ヨーロッパ諸国の様な自転車道が整備されるのはいつの日だろうと「無いものねだり」に過度な期待を寄せるのは、我ながらとんだ 矛盾の思考であると思う・・・。

 

根尾川の流れに癒されながら山辺の道を行くと、辺りはすっかり山里の景色に変わって小生を穏やかに包んでくれる。

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 山辺の道を走って谷汲へ         心癒される山里の風景の中を行く

その風情を味わう様にケイデンスを下げて走っていると、後方から一人のローディーが近づいて、瞬速?で追い越していった。

「おっと気付かなかった、何処へ行くんだろう?」この先には分岐があり、真っ直ぐに行けば谷汲で右に折れれば根尾へと続く裏道だ。

追って確かめるかと一瞬思ったが、相手が少しばかり速すぎるので即刻断念して「あの走りの感じだと好んで裏道を行くとは思えないから多分谷汲だな」と勝手に他人の行動を推理するだけにした。

ボッチローディーは大抵こんな感じで何かを独り愉しみながら走っている訳だ。

 

西美濃もみじ街道を快調に走って”道の駅 夢さんさん谷汲”に到着、此処は居宅から30kmほどの距離にあるのでチョット休むには最適の場所だ。

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ベンチで小休止すれば、汗ばんだ頬を心地よい風が撫でていく

小生はライド中は滅多に買い食いしないので、売店には寄らず綺麗に清掃されたトイレを拝借するのみ。

今日も10分ほど休んだのち「お世話になりました」と独り呟いて道の駅を後にした。

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ギアを軽くして岩坂を登る          あと一息でトンネルだ

岩坂のトンネルを越えると道は横蔵の集落に向かって長い下り坂に入る。

スピードはすぐに40km/hr超になるので「パンクして制御不能になったら・・・」との不吉な思いが脳裏をよぎり、その緊張感が小心な小生の身体を包み込む。

大怪我の恐怖心と戦いながら断続的にブレーキングして走ること数分、平坦地まで下りきると、ようやく緊張も解けてホッと一息をつくことが出来た。

 

横蔵集落の奥、周囲の山に抱かれてひっそりと建つ横蔵寺は、伝教大師最澄が1200年 ほど前に創建したとされる歴史あるお寺。

多くの絵画や書籍を蔵していることから別名”美濃の正倉院”と呼ばれてるらしいが、 一般的にはミイラ(舎利仏)と紅葉の名所で有名なお寺として通っている。

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  石垣塀に朱橋が映える横蔵寺      舎利殿に安置された即身仏(妙心大師)

小生がこの寺を訪れるのはこれで4度目になるが、最初の訪問から30年以上経っているのに、寺も門前の家並も何ら変わることなく10年1日のごとくに在るのが好い。

庭石に腰をおろし古色蒼然たる仏閣を眺めて一時を過ごすと、その静謐に心が洗われる様な気がした・・・。 

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緑陰の中静寂に包まれる本堂と三重塔

山間を縫うWinding Roadを爽快な気分で走って揖斐峡に架かる赤い橋の袂まで来た。

橋を渡って右に行けば久瀬までの往復10kmの周遊ルートになるが、今日は左に折れて揖斐峡の縁を下流へと向かうのが予定のルート。

此処からは緩い下り道が川口橋まで3.5kmほど続くが、路面が少し悪いのでスピードを抑えながら走らざるを得ないのがチョッピリ残念。

「まぁその分景色を愉しんで走れば良いさ」と自らを慰める言葉を独り呟いて、ペダルを踏む脚に力を込めた。

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視線の彼方に川口橋の赤い橋梁が見えた

揖斐川の右岸を前島橋の袂まで一気に走ってきたが、此処で5分ほど休んだら後はノンストップで居宅まで走るつもり。

まだ距離は25kmほどもあるし、後半は市街地を走るのでスピードも落ちるが、今の ところ疲労感もほとんど無く脚も軽く回っている様なので、多分1時間ちょっとあれば帰着出来る筈と踏んだ。

午後から少し風が出てきたが、幸い西寄りの風で半分追い風になるのも嬉しい・・・。

 

 

 

2.5時間ライド

 

「生物の性には雄と雌しかない」多くの人達はそれを信じて疑わないが、どうやらそれは間違いらしい。

先日、某公共放送の番組を観ていたら「ヒトは男と女しか無い」と考えるのは解剖学的な知見からは否定されているということだった。

一般的に男は精巣・陰茎、女は卵巣・子宮などの主要生殖器を持つ者と定義されるが、人々の中には精巣・陰茎・卵巣・子宮を持つ人も居て、それは例えば赤から青へとグラデーションする色彩の様に、様々な生殖器の組み合わせがあるのが自然であり、それらの性を持つ人を異常とするのはナンセンスなことだという。

生物が多様である様に、性もまた多様であるのが自然の理ということなのだろう。

 

折しも、我が国の国会では、LGBTの人達への理解を促進する法案が、自民党保守系 議員らの反対で採決見送りになった。

性の多様性を認めず、差別を支持・容認して憚らないが如き彼らの振舞にはただ呆れるしかないが、今小生が恐れるのは、彼らの言説を無批判に受け入れて同調する人々が、少なからずいるという現実だ。

洋の東西を問わず、トランプ現象ともいうべき事象(科学の否定)が跋扈する時代に、果たして光明はあるのだろうか?

 

さて、今日は午後から用事が出来たので、ライドに出掛けるか少し迷ったが「2時間半ほどで帰って来ればいいんじゃない」と無理やり自分に言い聞かせ、手早く身支度を 整えて居宅を出た。

小生の今の脚力だと、2時間半(休憩含む)で走れるのはせいぜい50kmくらい。

とすると・・・幾つかのルートを脳裏に思い浮かべて最終的に決めたのは、長良川から木曽川へと周遊するライド。

このルートだと信号機があまりないから、長い距離をノンストップで走り続けることが出来る。

 

羽島市街を抜けて長良川に向け間道を進んでいると、前方から奇妙な車が走ってきた。

軽自動車だが、ルーフ上に大きなカメラらしきものを載せているから、多分ストリートビュー撮影のGoogleカーだ。

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遭遇したGoogleカーと同タイプの車(Image)

 Googleカーには数年前に一度遭遇したが、その時は30mほど先の交差点を通り過ぎていったので、こんなに近くですれ違うのは初めてのこと。

ストリートビューはいつ頃Up Dateされるのかな?」その画には道をバイクで疾走?する小生の姿がバッチリ映っている筈だ。

Google Mapを見るのが楽しみだなぁ~」そんなミーハーなことを思いながら走っていると、長良川の堤防道路が真近に迫っていた。

 

開けた視界に解放された気分を感じながら堤防道路を南に向けて走る。

此処から馬飼大橋までの7.5kmほどは車がほとんど通行しない道なので、辺りの風景を楽しみながら走っていても大丈夫。

川面を渡りくる薫風を上体に感じつつ視線を右手の養老の山並みに投げれば、バイクで走る爽快感に身も心も満たされる感じだ。

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風景を独り占めして走る気分は爽快そのもの

背割堤出合いまで走ると、今度は堤防道路を左にUターンして木曽川沿いを進む。

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いつもと違って今日は馬飼大橋へと左折する

遠く金華山が霞んで見えるが、此処からの距離は23~24kmほどか? 

時間を確認すると、居宅を出てから1時間ほど経っているので、大体予定通りのTime で走ってきたという訳だ。

 

馬飼大橋で木曽川を渡って左岸堤防道路を北進するのが後半のルート。

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馬飼大橋は木曽川用水の取水堰も兼ねている

堤防道路に入って直ぐにあるワイルドネイチャープラザは、このルートを走る際の休憩場所の一つだが、今日は横目で見ながらあっさり通過と決めた。

このところ脚がよく回る様になった気がするが、これはローラー台でのトレーニングの賜物か?はたまた筋力が回復しつつあることの証左か?

何れにしても、以前の様な走りができる身体に少しづつ戻ってきているのなら「それはそれで良いことだ」とチョッピリだが嬉しく思う。

 

脚の疲労感もほとんど覚えず快調に走ること約8km、尾濃大橋の青い橋梁が遠望できる辺りに来た時である。

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移り行く景色を満喫しながら走っていると・・・

何気なくハンドルバーにつけたバックミラーに視線を落とすと、後方30~40mを追走 してくる1人のローディーの姿があった。

「追いつかれそうだな」

年甲斐もなく競争心が湧いてきたので、スピードを2km/hrほど上げてバックミラーで 様子を伺うと、少しづつ距離が縮まっていく感じ。  

それならばとギアを1段アップして更に加速するが、どうやら追走者も加速したようで距離は先ほどより縮まってきている。

「こうなったら意地だな」と呟き、ケイデンスを90近くに上げて長期戦を覚悟する。

サイコンの速度表示は31~32km/hrで最近平地では滅多に出さないスピードだが、脚力が衰えた今でも20分程度は維持できる自信はある・・・。

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直線路では脇目も振らずペダルを漕いだ(一宮市玉ノ井付近)

結局このレース?は木曽川橋近くまでの約5kmの道のりで続き、小生はサイクリング ロードへ追走者はそのまま堤防道路へと、お互いの進路に別れることで終わった。

最終的には150mほどに差が開いていたので何とか逃げ切れたと云うことだが、この先まだレースが続いていたらその差はどうなっていたかは分からない。

「やれやれ、汗をかいたな」この先の北方広場で一休みすることに決め、ペダルを回す脚に力を込めた。

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サイクルラックにバイクを預け一休み     滔々たる木曽川の流れに癒される

木曽川の流れをのんびり眺めながら10分ほど休んだが、長居は出来ないと思い出して そそくさと帰路につくことにした。

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木曽川橋を渡って居宅を目指す

此処からは街中の走行になるが20分もあれば居宅に着ける筈、予定通りの2時間半で 今日のライドは無事終了できそうだ・・・。

 

 

 

里山を走るぞ !!

 

コロナワクチンの接種が本格的に動き出した。

コロナ禍を沈静化させる最重要の施策として、このこと自体は非常に喜ばしいことなのだが、65歳以上の高齢者への接種を、医療従事者に次ぐ2番手に位置付けたことには 大いなる疑問を感じている。(かく言う小生もその対象者の一人ではあるが・・・)

コロナウイルスに感染したり感染させたりするポテンシャルが大きく、今一番予防接種を必要としているのは、色んな意味で活動量の多い50歳以下の人々。

これらの世代の多数が接種を終えない限り、感染拡大の波は次々とやってくるし、緊急事態宣言等で萎える経済の回復も見込めない。

今更ながらだがこの国のコロナ対策は相変わらず後手後手で、その背景には政治の劣化があることは否めないだろう。

問題は為政者にその自覚があるかどうかだが、残念ながらそれも甚だ懐疑的だなぁと 小生は思っている・・・。

 

さて、今日は天気が午後から下り坂という予報だが、雨を恐れてローラー台で汗を流す気分でも無いので、兎にも角にも外を走ろうとバイクを車庫から引っ張り出した。

行先は取り敢えず山手方面としたが、何処に向けてどう走るかはまだ頭に描けてない。

「風向きを確認してからだな」と決め、ペダルにビンディングをカチャと入れた。

 

いつも風向きを見るビル屋上の旗は東に強くはためいており、西寄りの4~5m/sの風が吹いている模様「と云うことは行きも帰りも横風になる北方面だな・・・」

ペダルを漕ぎながら意識の半分を走路検討に向けて暫くすると「雛倉から伊自良を経て大桑へと走る」静かな里山の道を辿るルートのイメージが頭の中で組み上がってきた。

「これで決まりだな」大枠のルートが決まればあとは方向だけは押さえて、臨機応変に気の向いた道を走れば良い「よーし、ペダルを回す脚も軽くなってきたぞぉ」

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岐阜市北部は美濃山地へと続く

河渡橋で長良川を渡って直線の抜け道を北に走る。

視線の先7.5kmほどの距離にある御望山に向かって、なるべく直線的に走りたいところだがそうは問屋が卸さないのがこの世の常。

T字路だったり工事迂回を余儀なくされたりで真っ直ぐ進めないが、初めての道は存外そんなものと諦めて「右に曲がるか左に折れるか、正解はどっちだ?」と自分の第六感を愉しむことにした。

 

御望山麓の西郷から雛倉へと向かう走路も、車の交通量の多い道は避けて専ら抜け道を走る。

辺りの風景を楽しみながらノンビリと走っていると、突然異様な建物が目に飛び込んできた。

3階建ての母屋の屋根に金ぴかの鯱鉾が載っている様はまさにお城そのもので、立派な門構えに離れ家や土蔵もある所からすると、きっとお大尽の家に違いない。

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お殿様の末裔が住んでいるのかも?

時々こういう民家を見かけるが、それにしても屋根に金ぴかの鯱鉾を戴せる人の美意識ってどうなんだろう?

目立つことをあまり好まない小生には理解し難い感性の一つと言えなくもない・・・。

 

雛倉から伊自良へは山間に敷かれた道を行く。

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山間の道を走ると心も体もリフレッシュされる様な・・・

この道を最初に走ったのは、ロードバイクを始めて1年ほどしか経ってない駆け出し?ローディーの頃。

今日とは逆に伊自良方向から来て「随分と遠い所まできたなぁ」と感慨深く思ったのだが、何のことは無い「わずか25km足らずを走っただけで遠い所に来たも無いもんだ」と、今から思えば当時の小生の甘ちゃん振りに少し呆れる。

 

山間の道を抜けて緩い坂道を時々ブレーキングしながら勢いよく下ると、前方の伊自良へと分岐する信号交差点が真近に迫ってきた。

信号はタイミングよく青、転倒しない様に強めにブレーキングしつつもロードレーサー気取りになって素早く左折した。

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伊自良(山県市)は山に囲まれた小さな盆地の村

伊自良の集落を抜け、r-174への分岐を左折して大桑へ至る峠越え道に入る。

水田で代搔きするトラクターが長閑な里山の風情にマッチし、それを眺めるローディーの気分を和ませてくれる。

ふと路傍に目を遣ると、木々に覆われ苔むした地蔵尊が1体、優しい微笑みを小生へと投げかけていた。

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峠へと続く里山の道           静かに微笑む地蔵尊

峠道の九十九折をギアを軽くしてユックリ登る。

ヒルクライム好きじゃないから坂を楽しむ気はサラサラ無し「早く終わってくれー」と念じながらひたすらペダルを漕いで、ひと汗かいた頃に峠に着いた。

「やれやれ一件落着?」走りづめで喉も渇き気味、此処で水分補給も兼ねて小休止することにした。

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峠に居並ぶ地蔵尊の傍らで休ませてもらう

10分ほどで休憩を切り上げて出発、両側を木立に囲まれた上願坂を一気に下って大桑の集落を目指す。

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鬱蒼とした木立に囲まれた上願坂を下る

前方が明るくなり大桑集落の甍が見えてきた所で右折して抜け道に進路変更。

此処から鳥羽川出会いまでの4.5kmほどは緩い斜度(1%未満)の下り坂が続く。

道幅が広く視界も開けているので自然とスピードが上がるのは致し方ないこと。

久々に35km/hr超の快適走行が堪能出来た。

 

「さてと、この先はどう走るかな?」

すぐさま3つのルートが脳裏に浮かんだが、気分は鳥羽川堤防道⇒高富⇒畜産センターと走るルートが良いと言っている。

その声に素直に従って鳥羽川の左岸堤防道路へとハンドルを切った。

 

此処からは車の通行量の多い道も走らなくちゃならない。

「気を引き締めなくっちゃ」と自戒して、下ハンに着けたバックミラーの角度を改めて調整した・・・。

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畜産センターを過ぎると岐阜市街が見えてきた

 

 

 

ローラー台用バイクから異音が

 

この1週間どうも天候が思わしくない。

天気予報では梅雨に入るとか入らないとか、どうもはっきりしないが、何れにせよ天候が思わしくないことに変わりは無い。

雨の中濡れネズミになって走るのは嫌だから、当然ライドには出掛けないが、そんな日が続くと次第に欲求不満が溜まってくる。

その解消を図ろうと「ローラー台で汗を流すか」と3日続けて車庫でバイクを漕ぐことになったのだが、その3日目にバイクから異音が出ていることに気付いた。

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ローラー台で1.5時間ほど汗を流していたら・・・

何故3日間も気付かなかったのか?

小生は、ローラー台を使う時はその単調さを紛らわすためにいつもBGMを聴きながら バイクを漕いでいるが、3日目はたまたま終わり間際に耳からイヤホンを外した。

BGMから解放された耳は、その時になってようやくローラー等の回転音とは別の音を 感知し、異常に気付いたという次第なのである。

 

「カチッ・・カチッ・・」クランクを1回転させる度に2回異音がする。

音はトップチューブ辺りから出ているみたいだが、チェーンステー辺りからの様にも 聴こえ、サドルに座ったままで聴いていてもどうも判然としない。

そこで、耳を近づけて音源を確かめようとバイクから降りてクランクを回すが、異音 は全くせずチェーンとローラーの回る音しか聴こえない。

「そうか荷重が懸かってクランクを回す負荷が増えると音が出るということは・・・」

これまでの経験からして、どうやらボトムブラケットが異音の発生源であると考える のが妥当と言えそうだ。

 

ローラー台のバイク(Corratec)は9年前に購入したが、次のDe Rosaを購入するまでの4年間は1台体制で酷使したため、これまでの走行距離は3万kmは優に超えている。

この間にディレイラースプロケット、チェーン、シフトワイヤー等の駆動系パーツの幾つかは適宜交換をしてきたが、ボトムブラケットはいまだに未交換。

これだけ永く使えばダメになっても不思議じゃ無い「よくぞ今まで頑張ってくれた」と感謝したいくらいだ。

 

さて、ボトムブラケットの交換となるとまずは型式の確認をしなくちゃならない。

明るいところに持っていって確認すると " SM-BB6700  BC1.37×24 " と読み取れた。

SHIMANOボトムブラケットでBB6700が型式、BC1.37はJISのねじ規格、×24はクラ ンクシャフト径だ。

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9年も使った割には綺麗なBB

ローラー台とバイクを片付けて早速PCでボトムブラケットの検索に取り掛かった。

まずはAmazonでSM-BB6700の在庫と価格を調査するが、何と在庫切れで入荷予定も 無いとのこと「あちゃぁこれは困った」

続いて楽天市場はと見ると、あるにはあったがこれは3,355円とかなり高い、旧い商品 だから在庫が少なく、市場原理で価格が割高になっている感じだ。

SHIMANOは製品の新旧の入れ替わりが早いので、新商品か互換品が出ている可能性が高いと考え、今度はその線で情報検索してみることにした。

すると、SM-BBR60がBB6700の後継商品として出ていることが判り、価格も2,100円と 安い。

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後継のSM-BBR60はベアリング内臓部が小振りになった

「耐久性を確保しながらも摩擦抵抗はSM-BB6700の半分程度に低減された」との謳い 文句が記されているので、わざわざ高いお金を出して旧品を買うことは無さそうだ。

早速SM-BBR60の購入ボタンをポチってPCを閉じる。

 

2~3日待てば品物が届くので、それまでにボトムブラケットをフレームから取り出しておいた方が効率的だ。

ボトムブラケットカップを外す工具は手持ちの物で間に合うと思うが、材質がアルミ製なので締め付けが硬いと工具がナメる心配がある。

取り敢えずCRC5-56を吹き掛けて少しでも外し易くしておくことにした・・・。

 

このところ体調が万全では無いこともあって、少しだけ気分が落ち込んでいる。 

「あ~あ、明日は天候が回復してライドに出られないかなぁ」そんな願望の成否を占う様に窓越しに西方の空を見上げると、小雨に煙る向こう側が明るく白んでいた・・・。

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アジサイの咲く道(Image)

 

 

 

 

 

 

カメラが壊れた・・・

 

新型コロナのワクチン接種に絡んで各所で騒動が起きている。

感染拡大に不安を募らせた高齢者らが数少ない予約を求めて電話に殺到し、繋がらないからと役所に押し寄せる始末。

そんな折、権力?を笠に着て接種の割り込みをごり押しする不見識の輩も居たりして、正に大混乱の様相だ。

おまけに65歳以上を7月一杯に終えるため「100万回/日の接種」と数値的な裏付けの 無い目標を首相が宣うに及んでは「この爺さん何を言ってんだ」と呆れてしまった。

小生は、ワクチン接種券が届いた4月下旬にかかり付け医院で接種予約をしたが、その時点で1回目が7月中旬で2回目が8月の接種になると云うことだった。

そんな実態を調べることも無く「大言壮語」を吐く為政者ほど信頼できない者は無い。

 

感染予防の有効な手立てに窮している現状では、ワクチン接種はコロナ禍終息に向けた最優先の施策であることに異論はないが、だからこそ、誰から先に接種するか(感染を誰が拡げているかを考えれば優先対象が高齢者で無いことは自明)も含めて、よくよく検討しながら体制の構築と実施を迅速に進めて貰いたいものだ。

 

さて、今日は「久し振りに木曽長良背割堤を走ってみたいな」と思い、木曽三川公園に向けてバイクを走らせることにした。

 

今朝の天気予報では午後から曇りと伝えていたが、もうすぐ10時になるのに上天には 薄く一筋の巻雲があるのみ「ハズレだな」もう一度空を見上げて呟くと少し愉しい気分になってきた。

長良川左岸堤防道路を堀津(羽島市)辺りまで走って来ると、視界が大きく開けて遥か遠くまで見通せる様になる。

右手に連なる養老山地が南に尽きる所が多度(三重県桑名市)で、木曽三川公園はその東側なのでまだまだ遠い。

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広がる視界が気分を晴々とさせる(羽島市堀津付近)

瑞々しい新緑に彩られた養老の山並みがやけに美しく思えたので、写真に納めようと バイクを停めてデジカメでカシャっと1枚、そして画角を変えてもう1枚撮ろうと上体 を右に捻った時に、思いがけなく病んだ左足首が内返しになった。

内側に捻った足首は70kgの体重を支え切れず、身体はバイクごと堤防の法面に転落し 逆さまに2mほど落ちて止まる。

「イテテテ・・・」さほど痛くは無かったが、ついそんな声が出たのは気恥ずかしさ を繕うためか? 

バイクを法面から引き揚げて損傷の有無を確認すると、Di2ケーブル1本がコクピット ジャンクションから抜けてるだけで走行支障となるインシデントは無かった。

「やれやれ良かった」と一安心、まぁ左脚に擦り傷が3か所あるが大したことは無い。

 

写真を撮る気も失せたので、右手にぶら下がったデジカメをポケットに仕舞おうと電源スイッチをOFFするが、何故かレンズが本体に収まっていかない?

「うぅんおかしいぞ」とレンズ部分を見ると伸縮式のカバーが左に傾いており、しかも1か所が縦に割れている。

「これが原因か」無理やり指でコジて傾きを直すとレンズは本体に収まったが、今度は電源ONしてもレンズは出てこず、液晶画面には「レンズ異常」の表示が出る始末。

何度か電源ONして復活を試みたが結局ダメ、どうやらレンズの押し出し機構が壊れたらしい?

「これじゃぁ使えないな」10数年前に購入した老朽機だから壊れても諦めがつくが、 不安定な姿勢が原因の転倒で壊したのがどうにも悔やまれる・・・。

(帰宅後にカメラの前面カバーを外して修理を試みたがやっぱり直らなかった)

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   最後に摂った写真          レンズ駆動部が壊れたデジカメ

気を取り直して再びバイクに跨って出発。

南濃大橋そばの防災船着場では、県警白バイ隊の新入隊員らがスラローム訓練の準備をしていたが、ライドに出て見学で時間を使うのも勿体無い気がしたので、早々にその場を後にして先を急ぐ。

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隊員達は歩きながら身振り手振りでコースを身体に覚えさせていた

背割堤に入って暫くすると後から走ってきた1人のローディーに抜かれた。

普段なら少し離れて追走しようと思うのだが、今日はそんな気にならずただ後姿を目で追うのみ「My paceでいこう」と独り呟いて26km/hrほどのスピードで淡々と走ると、風を切って進む心地よさが身体全体を包みこんで実に爽快だ。

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今日は滑空場に機影なし・・・       背割堤の左手を流れる木曽川

20分も走るとこの快適な走路も終点に近づき、長良川を挟んで対岸に木曽三川公園の 展望タワーが見えてきた。

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背割堤南詰めゲート付近から見る木曽三川公園

あのタワーの下の休憩所で一休みしようと決め、車止めゲートの横を抜けて長良川大橋に向かうと、道すがら路傍の休園日と書いた看板が目に入る。

「あちゃ、今日は休園日かぁ」それじゃ休憩所には入れない「どうしよう・・・」

一瞬「船頭平河川公園まで足を延ばすか」との思いが頭をよぎったが、即座にその考えを打ち消して対岸のアクアフィールド長良に向かうことにした。

2年前なら躊躇なく船頭平河川公園へと向かったところだが、左脚の手術以降去年今年とライド頻度が半減して筋力の減衰と体重の増加が顕著になってからは、つい楽な方を選ぶ癖がついてしまった。

嘆かわしいことだがそれが現実、徐々に筋力が戻るのを期待するしかない・・・。

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スポーツレクリエーション施設アクアフィールド長良

アクアフィールドはトライアスロンの会場としてよく使われる施設だが、普段は誰も 居ないので川べりの草ッ原に寝転んで大休止。

何も考えずただボーっと空を見上げていると、いつまでもそうしていたい誘惑に駆られてしまう・・・

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川べりの草ッ原で寝転ぶと時間の経過を忘れてしまう・・・

 つい20分近くも休んでしまったので、罪滅ぼし?でトライアスロンのバイクコース(5km)を1周することにした。

正午を過ぎても空は相変わらず曇りそうに無いライド日和だ「ユックリ帰ろうかな」 とコースを走りながら独り呟いた・・・。

 

 

 

 

新緑の山辺へ

 

連休中の山での遭難が報道されていた。

悪天候が原因らしいが、残雪期の山の厳しさをチョッピリだけ知っている小生は「然も在りなん」と思う。

 

若かりし頃のこと、北アルプス唐松岳から五竜岳を2泊3日で縦走しようと、5月連休を利用して出掛けた。

登山初日は好天で、少し緩んだ雪を踏みしめながら辿る尾根筋からは、白銀に輝く白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)や五竜岳が綺麗に見えた。

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5月の白馬三山(Image)

しかし天候はその日の夜半に急変した。

翌朝起きると山小屋の中はひどく寒く、柱に掛けられた寒暖計を見ると、室内は0℃、 外気温は‐5℃近くを示していた。

「もしかして・・・」と嫌な予感に囚われて外に出ると、案の定そこは吹き荒ぶ降雪 のただ中だった。

 

雪は終日止みそうに無く縦走は危険と判断し、同行を希望した同年配の登山者と二人で下山することにしたのだが、その判断もまた危険と隣り合わせだった。

下山路には斜面をトラバース(横断)するところが数ヶ所あったが、此処を通過する時に味わった怖さは今もありありと思い出すことが出来る。

 

夜半からの降雪は40cm近くもあり、斜面に脚を踏み出す度にその雪面がザァーと崩れ 落ちてゆく。

表層雪崩(硬い雪面上に積もった新雪が滑り落ちる現象)を起こしてるので雪と一緒に滑り落ちたら遭難は間違いないと、ピッケルを雪中深く刺し込んで、それを支えにアイゼンを着けた靴で足元を踏み固める作業を繰り返しながら、少しずつ進むしか方法は なかった。

一緒に下山した彼はピッケルを持っておらず、小生が先行して作った足場を頼りにするしかなかったので、多分小生以上の恐怖を味わったのではないかと思う。

5月の雪山は美しく登行もまた愉しいが、その裏には冬山の様相が秘められていることを実感した一事だった・・・。

 

さて、今日は天候が安定しているとの予報だったので、ユックリとライドの準備をして10時過ぎに出発した。

ここ2日ほどローラー台でトレーニングしたので、脚が心持軽い感じがするのは嬉しいことだ。

1時間チョット、強い負荷はかけずケイデンスを少し高めにしてクランクを回し続けた御蔭で、永らく眠っていた筋肉が眼を覚ましたらしい?

 

行先が決まらないので取り敢えず西に向かって走っていくと、伊吹から揖斐にかけての山並みが目に入った。

新緑に彩られた山辺の景色に「そうだなぁ、山の方へ行ってみようか」と何となくそう決めて、大体の走路を頭の中で思い描く。

 

まずは、墨俣から犀川沿いの抜け道を巣南⇒美江寺へと走る。

今日は定番ルートを走りたくない気分なので、普段あまり通らない道を選んだが、結果はまぁ正解。

沿道の植え込みのツツジが気分を和ませてくれるし、眼に映る風景も新鮮且つチョットした発見があったりして結構愉しい。

「たまにはこういう走り方も善いね」と独り悦に入った次第だ。

 

真正町根尾川を渡り、橋のたもとでこの先どっちに進むかを思案する。

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根尾川を越えるともう山は近い・・・

「真っ直ぐ行けば揖斐方面、右に折れれば大野方面か」山を睨みながら暫し沈思黙考?

やがて「三水川沿いの道を山際まで詰め、野村山展望台に寄って帰る」そんなルート案がフッと脳裏に浮かんで、それに従い右に折れると決めた。

三水川は大野の町並みの外縁に沿って流れているので、その堤防道はあまり車が通らずローディーには走り易い。

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  近くの権現山が水源の三水川      途中には廃線の橋梁が(旧黒野駅付近)

 主要道との交差点3か所を慎重に徐行してあとは快調にペダルを漕ぐと、もうすぐそこに山麓の新緑が迫る場所まで来ていた。

 

ふと路傍に視線を向けると「野古墳群」の看板が眼に入る。

「えっ!こんな所に古墳が有ったっけ?」古墳マニアでは無いが、俄かに興味が湧いたのでチョット寄ってみることにした。

訪ねた所は柿畑の中のこんもりとした小山、どうも形からし前方後円墳「と云うことはヤマト朝廷に繫がる豪族の墓か?」

古墳に登って周りを見渡すと円墳らしき草生した大きな盛土が6つあまり「確かに古墳群だな」と納得する。

説明書きによると5世紀末から6世紀初めにかけて造られたもので、開墾で失われたものを含めると全部で17基の古墳があったらしい。

眼を閉じて、いにしえの古墳群を思い描いてみるが、想像力の欠如が邪魔をして実像の他は何も脳裏に浮かばなかった・・・。

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この古墳誰が埋葬されているのか?       古墳から大谷山方面を望む 

寄り道をしたが、目的の野村山展望台は正面の大谷山の中腹「あと数kmの距離だから 一気に走ろう」とペダルを踏む脚に力を込める。

 

大野運動公園の少し先でr-266に左折し、暫く走って人家が途切れるといよいよ小生の 苦手な登り坂。

わずか標高差100m足らずの登りだが、体重増に加えて筋力も酷く衰えた今の小生には辛い登りだ。 

登路の半分ほどでギアを使い切り、あとは34T×28Tのまゝ「はぁはぁ」と荒い呼吸を 続けながら何とか展望台に到着、思わず「疲れたぁ」の言葉が出た。

思い起こせば昨年秋の金坂峠以降坂らしい坂は登って無い、この体たらくは当然と云えば当然の帰結

ヒルクライム?の疲れを癒すには長めの休憩が必要だった。

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展望台から岐阜市街方向の眺望

「よーし帰ろう、帰路は偵察も兼ねて樽見鉄道に沿った道でも走ってみるか」と元気を取り戻した身体にチョットだけ活を入れた・・・。