風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

木曽揖斐周遊 

 

このところ日課になったローラー台でのバイク漕ぎだが、数日前から負荷をかけてクランクを回すとボトムブラケット(BB)辺りから”ギシギシ”異音がする様になった。

このバイクは10年選手(現役6年ローラー台専用4年)で累計走行距離は4万km超、この間スプロケットやチェーン、リヤディレイラーは交換しているが、BBはバイク購入時のままなので「やっと寿命がきたな」というのが正直なところ。

異音が出る様になったローラー台専用バイクのBB

ホローテックBB(SM-BBR60)はアマゾンで買うとして、交換が終わるまでの1週間?を異音を出しながらバイクを漕ぐのも嫌なので、現物のベアリング部に注油をしてやろうとクランクを外してBBカップを緩めにかかるが、これが治具を金槌で叩いても動かないほどに固着しており全くのお手上げ状態。(BBの取り外し説明書を参照したので回す方向に間違いは無い) 

「10年放っておくとこんなことになるのか・・・」と後悔しても後の祭りだが、問題はこのままじゃBBの交換が出来ないこと。

カーボンフレームなので力任せに抉るとBB部が割れる恐れもあり「何か良い解決策は 無いかなぁ」と無い知恵を絞りながら考えているのだが・・・。

 

さて今日は、明治村からリトルワールド辺りにかけての丘陵地を走ってみようと居宅を出たのだが、木曽川橋(笠松)を渡ったところで気が変わり「木曽川下流に向かって走ろうかな」と方向転換。

唐突に行先を変えたのは単に西寄りの風が ”気に入らなかった” ためで、そんな些細な ことで行先を変えても誰からも文句を言われない自由がボッチローディーの小生には ある。

 

木曽川左岸沿いの道は伊勢湾まで続くが、取り敢えず弥富辺りまで行ってからその先を考えようと走り出す。

まずは木曽川サイクリングロードを南に向かって走る

バイクはVaracan special、ディスクブレーキと32Tギアの仕様で山方面の専用バイクとしてバラ完した代物だが、フレーム材質が東レT1000カーボンで硬い?ためか、路面の凹凸や段差をあまり緩衝せずに伝えるのでどうも乗り心地が悪い。

おまけに変速機の調子もイマイチで、シフト操作しても1~2秒遅れてギアが変わるのでこれまたどうもしっくりこない。

実は変速機の不具合は前に乗った時(昨秋の円原川ライド)に気付いたが、その後このバイクには乗ることが無かったのでそのままにしてあった・・・。

小生は変速機の調整が苦手で作業はかなり億劫だけど「やっぱりやらないと駄目だな」と今更ながらに自分自身の怠惰を恨めしく思わざるを得なかった。

 

サイクリングロードを尾西グリーンプラザ(一宮市加賀野井)までくると、ここからは堤防上の一般道を走ることになるが、幸いにして車の通行量は少なく川辺の風景や遠く連なる養老山地を眺めながら走れるので、爽快な気分になってクランクを回す脚も軽くなる。

茫洋な風景に癒されながら走る(一宮市加賀野井付近)

10年ほど前、まだロードバイク初心者だった小生は今回と同様「木曽川下流に走ってみよう」と堤防道路をこの辺りまで走ってきたことがあった。

あの時は「随分遠くまで来ちゃったなぁ」と不安を感じたものだが、今からすると何のことは無い高々20kmほどを走って来たに過ぎず、不安を感じる要素なんて微塵もない距離だった。

まぁ10年のキャリアがそれを言わせるという背景はあるが「何事も積み重ねが肝要」ということだろう・・・。

 

馬飼大橋(頭首工)を対岸へと渡り下流に進めば木曽長良背割堤だが、今日は直進して東海大橋へ向かって走る。

馬飼大橋は都市用水の取水堰も兼ねている

脚は相変わらず快調に回っているが、マスクをした口内が少し乾き気味でそろそろ水分補給を兼ねた小休憩を取りたくなってきたので「よし東海大橋のたもとで休憩だな」と決めて先を急いだ。

 

ガード柵に腰掛けて休んでいると一人のローディーがサイクリングロード(此処から 立田大橋まで続いている)を此方に近付いてきた。

前を通り過ぎる時「コンチワ」と声を掛けると、20代と思しき彼も軽く頭を下げて返礼した後、道を左折して東海大橋を岐阜県側に渡っていく。

東海大橋は木曽川長良川をまたぐ長い橋

「あれれ何処へ行くんだぁ?」てっきり直進して馬飼大橋方面に向かうと勝手に思っただけにその行先に急に興味が湧いた。

「よしついていこう」と咄嗟に決め急いでバイクに跨り出発、少し離れて後を追うことにした。(自由気儘なライドだが思い付きで2度行先を変えるのは珍しい・・・)

 

橋を渡った彼はそのまま道を直進、ほゞ真っ直ぐの道で後姿は視認できるが徐々に離れて行く感じなので、小生は普段よりスピードを上げて追わなければやがて見失いそう。

「それにしても何処へ向かってる?」「この道は海津市中心部を抜けてその先で揖斐川を渡るが・・・」と考えながら前方の養老山地を何気に見た時、その答えが一瞬にして頭に閃いた「二之瀬だ!」

街を抜けて橋を渡ると養老山地はすぐそこ

揖斐川の土手から二之瀬を望む

ヒルクライマーが名古屋方面から二之瀬に向かう場合、立田大橋を渡って揖斐川沿いを走る人が多いので思い当たらなかったが、名古屋北部や津島辺りだと東海大橋を渡った方が距離的には近い。

「なるほどね、そう云うことか」と自分の出した答えに満足しながらチョット気を抜いて走っていたら前方交差点の信号が赤に変わってしまった。

「ありゃしまった」と思ったがもう遅い、彼の後姿はどんどん遠ざかっていきもう豆粒ほど・・・。

信号に捕まって離されたら脚力の差で追いつけないことはまず明らか「The Endだな」と呟いて此処で追走は止めることにした。

 

此処は海津市役所の近くでもう少し西に行くと揖斐川にかかる福岡大橋。

橋を渡って道なりに進むと二之瀬への分岐になるが、ヒルクライムをする気は毛頭ないので其処まで行っても仕方ない「さてどうするかなぁ」とペダルを漕ぎながらこの先の走路に思いをめぐらす。

この先を左に折れて広域農道を南に走れば木曽三川公園だが何か乗り気になれずこの案は即却下。

結局、橋を渡って養老経由で帰るかor渡らずに揖斐川左岸沿いを帰るかの帰路ルートの二者択一となり、最終的には揖斐川左岸沿いを帰る案をとることに。

最近体力が衰えたせいか何かにつけ楽な方を選ぶようになってしまったが、これは加齢ゆえの致し方のないこととは云え悲しむべき傾向だ・・・。

揖斐川の土手に寝転び風景を眺めて休憩

少し長めの休憩を摂ったおかげで幾分か活力が取り戻せた感じ。

「よーし、My paceで帰るとするか」と自分自身に呼びかけバイクに跨り駆けだした。

天気は上々、頬を撫でる風も心地いい・・・。

帰り道は養老の山並みと揖斐川が道連れ