今週は何かと雑事があってライドに出掛ける時間が取れずにいたが、週末になってようやく空きが出来た。
天気は上々で3月中旬なのに日中の気温が20℃にもなるというので、ジャージの下は アンダーウェア1枚だけの薄着でも良さそうだが、暖かい分花粉の飛散も多そうなのでその対策だけが不安材料だ。
行先は取り敢えず犬山方面と決めたが、走行ルートは決めないでおくことにした。
何処を走るかをその時々の気分に委ねても誰からも文句を言われないのがボッチロー ディー故の特権でこれを行使しない手はない。
LapierreのチューブにAirを入れるのは久し振りで「ピンホールパンクしてたら嫌だな」と思いながらAirを4barほど入れて漏れの有無を確認したが、特にその兆候は無かったので安心して規定値(小生は乗り心地重視なので前輪6bar後輪6.5barと決めている)まで入れた。
よーしこれでOK、あとは走行中にパンクしないことを祈るのみだ。
居宅を出てまずは南へと進路を取る。
犬山は東方向になるが、一旦羽島へと走って走行距離を稼いだ上で、濃尾大橋を渡って木曽川上流を目指すのがいつもの小生の流儀。
これが習わしになっているので、たまに木曽川橋を渡る短絡ルートで犬山方面を目指したりすると、何か悪事を働いた様な後ろめたい気分になるから不思議?なものだ。
濃尾大橋からは堤防道路を木曽川橋近くまで走るのが通例だが、尾濃大橋を過ぎた所で河川敷サイクリングロードへと走路を変更。
走路を変えたのはこの先で進められているサイクリングロード延伸工事の進捗を確認 したかったからで、小生がライドから遠ざかっていた期間に舗装路が伸びていることを期待して現地へ向かったが、残念ながら状況は半年前と殆んど変っておらずガッカリ。
サイクリングロードが途切れているこの里小牧1.5km区間を早急に繋いでくれと願い、数年間待ち続けている一ローディーの心情を行政はなかなか汲んでくれない様だ。
木曽川橋から愛岐大橋までの15kmほどの区間は木曽川サイクリングロードを走るのが安全且つ快適。
小生の場合ここを走るのは平日が多いため、普段は走路上に人影をあまり見掛けない。
そこで、視界を占める木曽川沿いの茫洋たる風景を時折愉しみながらも、専ら走ることに集中して快走するのだが、今日は週末なので少し勝手が違う。
犬を連れて散歩する人や家族連れ、ジョグガーやローディーが走路上に点在するので、頻繁に減速したり路肩へと寄ったりしなければならず、とても快走とは言い難い走行を余儀なくされた。
しかしこれは仕方の無いことで、もしそれが嫌なら週末or休日は木曽川サイクリング ロードなど走らないことだ・・・。
扶桑緑地公園から先は一般道の走行となるが、この道は路側帯が狭く且つ交通量が多いので正直あまり走りたくない道。
木曽川沿いにある遊歩道(道幅が狭く階段もある)を改良して、自転車が走れるようにしてくれたらこの危ない道を走らなくても済むのにといつも思うが、所詮これも叶わぬ願いの一つ。
仕方なく、車に追突されないよう時折ミラーで後方を確認しながら、砂利で荒れた路肩寄りを犬山へ向かって懸命にペダルを漕いだ。
犬山橋の欄干に身を預けつつ、木曽川の揺蕩う水面に眼をやりながら帰りのルートを 考える。
岐阜県側を各務原→岐南→岐阜と辿るか、愛岐大橋で愛知県側に戻って往路をそのまま帰るかの二者択一だが、前者は町並みを縫って走る割合が多いのでチョット煩雑なのが難点。
「うーんやっぱり来た道を戻るか」なるべくストレス無く走りたい思いが前面に出て、結局後者のルートを採ることにした。
鵜沼の間道を抜け愛岐大橋を渡って江南緑地公園まで戻って来ると、車と並走する緊張からようやく解放されてホッと一息、此処から30分ほどはサイクリングロードを行くので気楽なもの。
丁度昼時なので走路上に人影は少ないが、たまに後方から来たローディーがゆっくりと走っている小生の真近をこれみよがしに追い抜いていく。
普段なら追走を試みたりするのだが、今日は何故かその気が起こらずただ後姿を見送るのみ。
陽射しは暖かく頬を撫でる風も心地いい、こんな走りもたまには良いもんだ・・・。