風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

近場で1時間走

 

日本国内のコロナ感染者は既に140万人を超えており、しかもこのところ毎日2万人以上の新規感染者が増えている状況だ。

これは国民の1.15%が感染した(無症状等でNo countを含めれば実数はもっと多い)と云うことであり、正に感染爆発寸前の危機的な局面を迎えていると言える。

 

通常のウイルス感染症は、感染者が免疫抗体を獲得して体内のウイルス量が減れば治癒となるが、この新型コロナ感染症はそういう経緯をたどらない。

ある調査によれば、罹患者の76%が倦怠感、呼吸苦、味覚・臭覚障害、集中力低下等の後遺症に悩まされており、これが半年以上経っても治らない例が数多くあるという。

この長く続く後遺症、実は”原因はコロナウイルスではなく別の体内ウイルスだった”という研究結果がWorld Organization?の研究者から論文投稿された。

 

その内容は”新型コロナウイルスに感染すると、体内で潜伏状態にあったEBウイルスが目を覚まし、頭に霧がかかる様に思考が遮られてしまう症状や極度の倦怠感、不眠症、頭痛、発疹、喉や腹部の痛みなどの長期的な後遺症を発症する”というもの。

このEBウイルスというのはヘルペスウイルスの一種で、口内等に常在して唾液を介して感染するため、成人の95%はこのウイルスの保有者らしい。

小生は体調が悪くなるとたまに口唇ヘルペスを発症することがあるが、EBウイルスも人体のストレスを敏感に感じ取って潜伏状態から再活性化する特徴があるという。

 

問題はこのEBウイルスのワクチンを作るのは容易ではないということだ。

それは、EBウイルスが長期間に亘って罹患者の細胞内に潜伏する事実からも明らかであり、身体の免疫系が排除できないウイルスを、免疫力に頼ったワクチンで対抗しようとしても難しいのは当然と言えば当然だ。

また、EBウイルスの再活性化率は、コロナの重症化率と緊密に関連してはいるが、例え無症状で済んだ人でも、EBウイルスが再活性化してしまった場合は、EBウイルス感染症状としての後遺症が発生する確率が上がるとも報告されている。

 

何とも厄介な新型コロナウイルスEBウイルスの関係。

要はコロナに感染しなければEBウイルスによる”後遺症”もない訳で、此処は心してコロナ感染予防の行動継続をしなければと自戒した次第である。

 

さて、今週は何かと雑用に時間を取られライドに出られなかったが、このままでは体調に宜しくないので、短時間でも良いからと近場を走ってお茶を濁すことにした。

行先は”平田リバーサイドプラザ”

居宅からは40分ほどで行けるところなので、向こうに1.5時間居たとしても Total 3時間あれば帰ってこられる。

 

手早く準備を整えて出発。

風はほとんど無く雲が若干多い天候なので、ロードバイクで走るにはまぁまぁの天気。

しかし、遠く伊吹から養老への山並みが霞んで見えていることから「多分蒸し暑くなるなぁ」と楽観的になった気分に少しだけ水を差した。

 

サクラ並木の土手道を通って長良川左岸堤防に向かう。

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緑陰に包まれた静かな土手道

春には桜のトンネルを愉しみに大勢の人が訪れる道も、残暑の今は人影もなくひっそりとしており、ただ緑陰の中を走る自転車の微かなチェーン音だけが耳に届くのみ。

こういう道はゆっくりと走るに限るが、どうもせっかちな性格でそれが出来ないのは我ながら悲しいことだ。

今日も忽ちの内に緑陰の小道を抜け車通りの多い道に出てしまった・・・。

 

堤防道路を南に走って羽島市福寿町で河川敷の管理道路に下りる。

「これで当分車に気を使わず走れる」とホッと一息つきながらも思うのは”お役所仕事の不合理さ”だ。

それというのもこの管理道路、直ぐ近くまで上流側の管理道路がきており「この2つが繋がると便利だなぁ」と常々思っていた処、昨秋から今春にかけて2つを隔てる水路に橋を架ける工事が始まった。

水路は隣接して2本あるので、てっきり橋も2つ架かると思いきや、工事が終わってみると出来たのは1つの橋だけ。

工事には色々な準備が必要になるので、同一工区なら一度に仕上げてしまうのが合理的な筈だが、何故わざわざお金も時間も掛かることをするのか?

末端と云えども行政に携わる者は、国が一千兆円の負債を抱えることを自覚して、少しでも節税に努めて貰いたいものだ・・・。

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  手前の水路の架橋はいつ?      河川敷の管理道路は安心して走れる

平田リバーサイドプラザに着くと、まずは周回コースのスタート地点(と言っても小生が勝手に決めてるだけのところ)まで行き停車。

此処では1時間走をするのが通例なので、着くなり走り出すと後半に疲れが出てペースダウンを余儀なくされるから、今は疲労を感じてなくともここは休んだ方が得策。

バイクのトップチューブに尻を乗せてたまま、あれこれ思索に耽って5分ほど休んだ。

 

「さぁ1時間走のスタートだ」小生の今の脚力だと1周4kmの走路を8周回出来れば御の字だが、果たして走り切れるかどうか?最近衰えを自覚する持久力に一抹の不安を抱きながらスタートを切った。

此処まで40分ほど走ってきたので脚は軽く、今のところ調子は良さそうだ・・・。

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平田リバーサイドプラザの走行路

南北に長い走路の南端に近付くと自転車に乗った6人の姿が目に入り、ヘルメットからM工高の自転車部の選手達と判る。

普段は岐阜市内の長良川河川敷道路で練習しているが「今日は此処まで出張ってきたという訳か」と自分勝手に推測して納得。

M工高の自転車部からは自転車競技界で活躍する選手が何名も出ており、東京五輪オムニアム代表の橋本選手もその一人。(本番では健闘及ばずだったなぁ)

そんな名門自転車部の邪魔をしてはいけないので、選手達が練習を始めたら「端っこを通るか迂回だな」と臨機応変に回避行動を決めた。

 

結局1時間走る内に練習は始まらず(案外練習を控えさせてしまったかも知れないが)予定通り8周回して小生の走行は終わり。

最後の2周は結構脚に来て辛かったが、衆目?もあるため何とか我慢して走り切ったという感じだ。

疲れた身体を曳づる様に木陰に移動してしばらく休憩。

汗がドッと吹き出してきて堪らずジャージを脱ぐと、微風が汗ばんだ身体を撫でていき心地いい感覚が肌を包む・・・。

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高校生たちのインターバルトレーニングを遠目に汗がひくまで休憩

「よーし帰るとするか」

折角平田まで来たのでチョットだけ寄り道をして、隠れた名店と評判の和菓子屋を覗いてから帰ることに決めた。

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帰路は大藪大橋を渡って羽島市街経由で・・・