このところ嫌なニュース(地域紛争や人権侵害、無分別な殺人等々)ばかりが連日報道されて、コロナ禍で沈む気分を一層陰鬱にさせる。
こういう事に関わる人間は何を考えているのだろう?自責の念は湧かないのか?などと思案を巡らしたりするが、そんな小生の忸怩たる思いなど彼らの元に届く筈が無いのは自明。
彼らにあるのは、決めたこと(或いは決められたこと)をただ遂行するという使命感?だけで、其処に悔悟という感情の入る余地はない。
これらの背景にあるのは、大小の違いこそあれ”人間のエゴ”であり”自己中心的思考に 基づく他者の軽視”である。
”人間の本性は善か悪か?”は古来より議論の的(性善説:孟子VS性悪説:荀子)であるが、人類が歩んできたこれまでの歴史(度重なる戦争でその残虐性を露呈した事や独善的な環境破壊で幾多の生物を絶滅に追いやった事)を鑑みると、どうやら「人間の性は悪だ」という方に分があるように思う。
そしてまた今は、地球温暖化に繋がる数々の愚行で、地球という稀有な生命の星を破滅の縁へと追いやる愚劣な人間という生き物には、万物の長たる資格は望むべくもないと言えそうだ・・・。
さて、ローラー台でのリハビリ兼筋力回復トレーニングも3週目。
始めの頃は、ライディングポジションをとると腹周りが窮屈だったが、最近はチョット凹んで前傾姿勢が楽になってきた。
また、クランクを回し始めて40~50分で感じていた腿の疲労感も、今は1時間を過ぎてもほとんど感じなくなったのも嬉しい変化。
こうしてトレーニングの結果が少しでも自覚できるのは、これを続ける動機づけとして重要だ。
<ここでチョット閑話休題 >
時間確認用の安物液晶時計が電池切れしたので代りをダイソーで買い求めたが、これが300円で買えるとは”驚き”の一言。
今週のトレーニングテーマは90rpmでクランクを回すことだったが、脚が運動に慣れてきたせいか?差したる支障もなく(ケイデンスを上げるとクランクを踏む感じから回す感じに変わるが、左脚は足首を庇う意識が働いて引き足がうまく出来てないけど)順調にクリア出来たので、週の途中からギアを1段上げて”30km/hr走行を1時間続ける”負荷トレーニングに変更。
ギア比を2.62(34T×13T)に上げてケイデンス91rpmでクランクを回すと、スピードは丁度30km/hrになる。
ローラー台の回転音が一段と大きくなって、耳障りな騒音を辺りにばら撒いている様でチョット気が引けるが、冬場なので隣近所は窓を閉め切って音は聴こえないと手前勝手に判断「うるさくても1時間でやめるので我慢してくださいよぉ」と独り言を呟いて、そのままクランクを回し続けた。
それにしても今日は冬晴れのいい天気、風は時折微風が吹く程度なのでライドには最適の日和だ。
「この青空の下、風を感じて走ると気持ちいいだろうなぁ」と天を仰ぎながら物思いに耽っていると、クランクを回す脚が幾分軽くなった気がした・・・。