大気汚染物質の鉛が花粉症を悪化させていることが判ったと名古屋大学と福井大学の 共同研究グループが発表した。
「やっぱりそうかぁ」と、以前から大気汚染と花粉症の因果関係を確信していた小生は一人合点したのであるが 、それによれば「花粉の飛散量が増えると大気中の鉛が花粉に付着し易くなり、花粉症で鼻の中が炎症を起こしている人がそれらを吸い込むと、鉛が鼻粘膜に蓄積されて症状が悪化する」らしい。
さて、小生の花粉症であるが、4月も中旬を迎え「もうそろそろ善いかな」とマスクを外して屋外で短時間雑用をこなしたが、クシャミと鼻汁の症状が出てやっぱりダメ。
「今週も外遊びは自粛かな」と苦渋の決断をせざるを得なかった・・・。
もう2か月ほどロードバイクに乗ってない。
来週ぐらいからライドが可能になるとして「チョット整備をしておく必要があるな」と気付き、早速整備に取り掛かることにした。
手持ちのバイクはライド用としてDeRosa Idol・Lapierre Xelius・Varacan specialの3台とローラー台専用にCorratecの計4台
前に整備した時からは半年ほど経っているので、 それぞれに次の内容の整備を施すことにした。
・チェーンの汚れ落としと注油
・チェーンリング/スプロケットの汚れ落とし
・電動シフト/ランプ類の充電
・前後ディレイラーの変速確認と調整
・スピード/ケイデンスセンサーの電池交換
・フレームの汚れ落とし
取り敢えずこのくらいやっておけば久々のライドでも問題は起こらないだろう・・・。
まずはチェーンの汚れ落としと注油。
中性洗剤を浸けたスポンジと歯ブラシでチェーンを洗う手もあるが、小生は専ら洗浄器にチェーンディグリーザーを入れてクルクル廻す派。
チェーン自体そんなに汚れてないのでこれで十分綺麗になるし、何より簡便に済むのが良い。
洗った後は洗浄液をウェスで綺麗に拭き取り、チェーンのリンク毎に潤滑油を差して 馴染ませれば一丁上がり。
次はチェーンリング/スプロケットの汚れ落としだ。
チェーンリングは、洗浄液を浸けた歯ブラシで歯先部分を洗ってウェスで汚れを拭き 取れば終わりだが、スプロケットはホイールに着けたままだとギア間隙の汚れが落とし難いので、多少手間だがホイールから外して洗浄することにした。
結果的には4台ともあまり汚れては無かったが、ギアの1枚1枚を洗うことで気持ち的にはスッキリしたことは確かだ。
DeRosa IdolとLapierre Xeliusは変速系が電動(Di2)なので内臓バッテリーの定期充電は忘れてはいけない作業だ。
2か月近く放置していたから自然放電していることは間違いない、2台とも電池残量が50%を切ってないのは確認したが、取り敢えずfull充電しておくことにした。
(過去に2度走行中にバッテリー切れを起こしたことがある。1度目は充電を怠っての 失敗だったが2度目はフレーム内での配線の漏電が原因の電池切れだった)
ついでなのでサイコンとヘッド/テールライトのバッテリーにも充電しておいた。
続いては前後ディレイラーの変速確認。
Lapierre Xeliusは、Front Rear共ディレイラーの動きはスムーズで変速に問題なし。
一方DeRosa Idolは、Frontは問題無いがRearは相変わらずTopギア(11T)にだけ変速 しない状態が続いている。
小生の走りでは全く支障は無いのだが、変速しないギアがあるのはどうも癪に障る。
「良い解決方法はないものか?」と時折Net検索してみるが、今だにこれはという解決方法はUpされて来ない「誰か解決方法を教えてくれぇー」・・・。
Varacan specialはバラ完した車体なので流石にDi2の採用は断念し、ワイヤー変速の105で組み上げた代物。
Di2と違って時折変速機の調整が必要になるのが頭痛(素人には変速機の調整は難敵)の種。
今回もワイヤーが初期伸びしたらしく、RearでLowギアに入らない状態になっていた ので、アジャスターを1回転させてワイヤーを引っ張ったら難なく入る様になった。
「やれやれ一安心」といったところだ。
スピード/ケイデンスセンサーの電池は昨夏に交換しているので、まだ電池寿命は尽きてないと思うが、電池自体は安いものなのでこの際交換することにした。
これでセンサーの突然の電池切れによるトラブルは当分の間は回避できるだろう。
予定の整備項目をチンタラ(老齢なので仕方ない)とこなし、後は各車体を拭き上げるだけ。
数ヶ月前にフレームを自前でガラスコーティング処理したので、汚れや埃が落ちやすい気がするのは気の所為か?
そんなことを考えながらVaracan specialのフレームをタオルで拭いていた時だ。
シートチューブを握っていた素手が変な感触を感じた「あれ?この縦長のひっかかりは何だ?」こんな所にシールは貼ってない筈と目を凝らしてその箇所を見ると、7cmほどの長さの白い線がクッキリ。
詳しく観察するまでもなく「明らかに亀裂だ」と判った。
心当たりはあった。
このフレームはシートポストを同チューブに固定するクランプ部の設計が悪く、固定用ボルトを強く締めても、シートポストが徐々に下がってサドル適正位置を保持出来ない不具合があった。
そこで苦肉の策として、シートチューブ内に突っ張り棒を入れポストの沈下を防ぐことにしたが、以来ライド中に時々「パキッ」と何かが割れる様な音がすることがあった。
「シートチューブに負荷をかけてるな」とは思っていたが、まさか亀裂が生じるほどの負荷だったとは。
このまま乗り続ければ、いつか大きな破断が生じて事故に繋がりかねない。
かと言って原因の突っ張り棒を抜くと、シートポストが下がってサドル高さが維持出来ない「こりゃぁダメだな」フレームを廃棄するしか手は無さそうだと結論した。
真似っこに陥らないフォルムが気に入って買ったフレームだったが、まだ細部の設計にまで配慮が行き届かないのが中華フレームの現状ということなのだろう。
まぁ仕方が無い此処はスッパリ諦めるとして、今度はどんなフレームをリサーチして みるかなぁ・・・。