風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

ローラー台用バイクから異音が

 

この1週間どうも天候が思わしくない。

天気予報では梅雨に入るとか入らないとか、どうもはっきりしないが、何れにせよ天候が思わしくないことに変わりは無い。

雨の中濡れネズミになって走るのは嫌だから、当然ライドには出掛けないが、そんな日が続くと次第に欲求不満が溜まってくる。

その解消を図ろうと「ローラー台で汗を流すか」と3日続けて車庫でバイクを漕ぐことになったのだが、その3日目にバイクから異音が出ていることに気付いた。

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ローラー台で1.5時間ほど汗を流していたら・・・

何故3日間も気付かなかったのか?

小生は、ローラー台を使う時はその単調さを紛らわすためにいつもBGMを聴きながら バイクを漕いでいるが、3日目はたまたま終わり間際に耳からイヤホンを外した。

BGMから解放された耳は、その時になってようやくローラー等の回転音とは別の音を 感知し、異常に気付いたという次第なのである。

 

「カチッ・・カチッ・・」クランクを1回転させる度に2回異音がする。

音はトップチューブ辺りから出ているみたいだが、チェーンステー辺りからの様にも 聴こえ、サドルに座ったままで聴いていてもどうも判然としない。

そこで、耳を近づけて音源を確かめようとバイクから降りてクランクを回すが、異音 は全くせずチェーンとローラーの回る音しか聴こえない。

「そうか荷重が懸かってクランクを回す負荷が増えると音が出るということは・・・」

これまでの経験からして、どうやらボトムブラケットが異音の発生源であると考える のが妥当と言えそうだ。

 

ローラー台のバイク(Corratec)は9年前に購入したが、次のDe Rosaを購入するまでの4年間は1台体制で酷使したため、これまでの走行距離は3万kmは優に超えている。

この間にディレイラースプロケット、チェーン、シフトワイヤー等の駆動系パーツの幾つかは適宜交換をしてきたが、ボトムブラケットはいまだに未交換。

これだけ永く使えばダメになっても不思議じゃ無い「よくぞ今まで頑張ってくれた」と感謝したいくらいだ。

 

さて、ボトムブラケットの交換となるとまずは型式の確認をしなくちゃならない。

明るいところに持っていって確認すると " SM-BB6700  BC1.37×24 " と読み取れた。

SHIMANOボトムブラケットでBB6700が型式、BC1.37はJISのねじ規格、×24はクラ ンクシャフト径だ。

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9年も使った割には綺麗なBB

ローラー台とバイクを片付けて早速PCでボトムブラケットの検索に取り掛かった。

まずはAmazonでSM-BB6700の在庫と価格を調査するが、何と在庫切れで入荷予定も 無いとのこと「あちゃぁこれは困った」

続いて楽天市場はと見ると、あるにはあったがこれは3,355円とかなり高い、旧い商品 だから在庫が少なく、市場原理で価格が割高になっている感じだ。

SHIMANOは製品の新旧の入れ替わりが早いので、新商品か互換品が出ている可能性が高いと考え、今度はその線で情報検索してみることにした。

すると、SM-BBR60がBB6700の後継商品として出ていることが判り、価格も2,100円と 安い。

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後継のSM-BBR60はベアリング内臓部が小振りになった

「耐久性を確保しながらも摩擦抵抗はSM-BB6700の半分程度に低減された」との謳い 文句が記されているので、わざわざ高いお金を出して旧品を買うことは無さそうだ。

早速SM-BBR60の購入ボタンをポチってPCを閉じる。

 

2~3日待てば品物が届くので、それまでにボトムブラケットをフレームから取り出しておいた方が効率的だ。

ボトムブラケットカップを外す工具は手持ちの物で間に合うと思うが、材質がアルミ製なので締め付けが硬いと工具がナメる心配がある。

取り敢えずCRC5-56を吹き掛けて少しでも外し易くしておくことにした・・・。

 

このところ体調が万全では無いこともあって、少しだけ気分が落ち込んでいる。 

「あ~あ、明日は天候が回復してライドに出られないかなぁ」そんな願望の成否を占う様に窓越しに西方の空を見上げると、小雨に煙る向こう側が明るく白んでいた・・・。

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アジサイの咲く道(Image)