風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

快適な道?

 

1週間ほど前からLaptopの具合が良くない。

起動して10分もすると冷却ファンが回り出してなかなか止まらないし、そのせいか?Microsoft Edge関連の複数のソフトが固まって動かないことがしばしば。

PCは前触れもなく突然壊れることが多い(小生の場合はコーヒーを溢して壊した以外は全てそれ)が、このPCは購入してから5年近く経つので、「そろそろ寿命だぞ」との事前警告を発しているのではないかと疑っている。

PCはこの他にDesktopとipadがあるので、たとえこれが壊れてしまっても途方に暮れることはないが、Laptopは使用頻度が高いだけに無くなるとやっぱり困る。

使い勝手が良いのは何と言ってもLaptop(imege)

そこで、異例だが新Laptopの購入を急遽決めて、早速リサーチを開始した。

小生はGameは全くしないので、2~3のWebサイトを同時閲覧出来てOffice機能が付いていればそれで充分と云う訳で、選んだのはDellのInspiron15なる廉価版のPC。

Dellの直販サイトにアクセスして購入手続きをサッと済ませたまでは良かったのだが、電送されてきた請求書を基に代金の振り込みをする時点で躓いた。

何と、降って湧いた様な “全銀ネットのシステム障害” でDellの指定口座への振り込みが出来ない・・・「なんてこったぁ」と呆れながら、多分明日にはトラブルは直るだろうとその日は送金を諦めたのだが・・・。

しかし、翌日も “システム障害は解消されず復旧目途も立たない” という状況は続いて、これじゃ埒が明かないと、結局はDellに連絡を入れて送金方法の変更(指定銀行内での送金)をお願いする羽目になった。

とんだところで手間のかかった新Laptopの購入だが、「どんなのが届くのかなぁ」と今から少し楽しみではある。

 

 

さて今日は、久々に「伊自良辺りを徘徊?してみようかな」と思い立ったので、なにはともあれ出掛けることにした。

昨日は強い北西風が吹いて、自転車乗りには酷な日だったが、今日は穏やかな “秋日和” なので、ちょっとばかり遠出してもそれほど疲れる心配は無さそうだ。

 

河渡橋を渡って北へと走る。

正面に広がる美濃山地南端の山々を望見しながら、西郷に向かうかor黒野へ向かうかで迷ったが、何となく黒野方面が明るく見えてバイクをそちらへと向けた。

人間の判断なんてのは大概そんな些細なことで決まるもので、あまり拘ることはないと云うことだ。

黒野山辺では東海環状自動車道岐阜ICの造成工事が進んでいた

黒野の先で山間の隘路を抜けて安食へと進むと、辺りの景色は山辺のそれへと変わる。

居宅を出てから1時間ほど、ようやく身体も気分も解れてきて軽快に走れる様になってきたので、少し気合を入れて走ることにした。

これからの走路をざっと頭に描いて、杉坂峠手前の信号交差点までならスピードをそれほど緩めずに一気に走れそうだなと皮算用

さてどうなることやら、その結果は”天の神様”だけがご存じと云う訳だ・・・。

田園風景の中を伊自良(山の向こう)へと走る

伊自良の集落を抜けて伊自良湖へと向かう。

路傍の畑ではソバが白い花を咲かせており、それを横目に眺めながら「そう云えば妻が友達と蕎麦を食べに来たと言ってたなぁ」「あの店は確かこの辺りだった筈・・・」と周囲を見回して独り言を呟く。

遠くで枯草?を焼く白煙がもやっており、その情景が小生の心象風景を刺激したのだろうか?妙に気分が落ち着いて“実に良い感じ”だ。

緩い坂をゆっくりペダルを漕いで山際へと走り、短い急坂を一気に上がって伊自良湖畔に出ると、山を背景にして静かな湖面が拡がる“明るい景色”が視野一杯に見えた。

ボートを浮かべて釣りを楽しむ人達も居て、「実に長閑だなぁ」との独り言がここでもまた漏れ出た。

伊自良湖ではゆったりとした時間が流れている?

伊自良湖のチョイ先に在る甘南美寺へと走る。

宗教心の欠片も持たない小生が寺参りとはおこがましいが、室町末期創建というこの寺の、風雪を経た仏閣の古色風情が小生の好み。

山懐に抱かれて陰った静謐な空間は、この不信心者を神妙な顔つきの老人へと変える力を秘めていた。

傍からだと小生も信仰心篤い人間に見えるのかな?

10数分のち、身も心も幾らかは浄化された気分になった小生は、そそくさと古寺を後にした。

山門をくぐって奥まった本堂へ        路傍の石仏にも癒される  

さて此処からどう走ろう?平井坂トンネルor豈坂?

結局、その先の走路を頭に思い浮かべて豈坂に向かうことにした。

何といっても坂を下った後の、開けた田園風景を突っ切る直線が好い、其処をスピードを上げて快走する気持ち良さは捨て難い。

豈坂峠に居並ぶ観音菩薩(山中の小道に点在した仏を此処に集めたらしい)
 豈坂を下ると大桑の田園風景が拡がる      山の際には名産の利平栗畑も   

大桑から高富へ向かう一方通行の鳥羽川堤防道、車が来たので路肩に寄って道を空けるが、何故か追い抜いて行かない?

手で追い抜く様に合図して更に路肩に寄るが、やっぱり来ないのでもう一度合図するも車は猶も後ろを付いて来る。

「ん、俺に停まれって言う訳?」抜く道幅はある筈なのに「どうして停まんなきゃいけないの」と小生も少しムキになる。(今から思うと大人気ない対応だねぇ)

この攻防は1分ほど続き、道幅が少し広がった所で小生が三度路肩に寄り車を抜かせて終わった。

やれやれ、お互い様だけど「もう少し車の運転に習熟してよ」と遠ざかる車に向かって小さく毒づいた・・・。

 

高富からは山手へと走路を変えて、畜産センター⇒城田寺へと走る。

小生がこのルートを採るのは、煩雑な市街地の走行を出来るだけ少なくしたいからで、その為には多少の遠回りや坂(と云ってもゆる坂)は我慢の範囲内と云うこと。

畜産センターから先の緩い下り道を城田寺まで一気に走ると、この快適な走路も終わり間近だ 。

畜産センターはむかし子供を連れてよく遊びに来たなぁ・・・

岐大キャンパスの近く、微かな “パタパタ” という音に上空を見上げると、ヘリが1機 こちらに近づいて来るのが見えた、どうやら大学病院へ急患を運んできたらしい。

4年前に足の手術で2ヶ月近く入院した時、いつも病室から眺めていた情景が走馬灯の様に頭に浮かんだ。

あれから紆余曲折があったが、今こうしてバイクで走り回れるのは、あの最初の手術のお蔭とも言えそうだ・・・。

大学病院に降りるドクターヘリ

さぁ此処からは市街地の走りになるので気を引き締めていこう。

何事も最後が肝心というからね・・・。

最後に河渡橋を渡って・・・