風を道連れに

☆あるボッチローディーの独り言☆

新年早々愚痴る

 

年明け早々風邪に罹患してしまい、診察を受けに医院に行った以外はほゞ外出をせずに1週間以上が過ぎてしまった。

歳をとると基礎体力が低下するだけでなく気力?も一緒に衰えて、行動に無意識の制限がかかるのが「何とも情けない感じ」と言ったら若い人には笑われるかも知れない。

しかしまぁそれが年寄りの現実で、このところ顕著に疲れを感じる様になった小生としては、「これは素直に受け入れるしかないなぁ」と諦めざるを得ないのだ。

 

それはともかくとして、元日の能登半島地震では、小生の住む岐阜辺りでも震度3~4の揺れがあり、そのユサユサと続く振幅の長い横揺れに「果して老朽化した我が家は耐えられるか?」と一瞬不安な思いが脳裏をよぎたほどだった。

世界全体の発生地震の18.5%が、同じく1%弱しか占めない日本の国土で起きているという事実が示す通り、世界有数の地震国に住む我々が、いつなんどきその災禍に遭うかは神のみぞ知る事柄なのだが、今回の地震で不幸にも亡くなられた人や、家屋の倒損壊により、今後の生活困難を余儀なくされた多くの方々へと思いを馳せる時、「神様仏様も在ったもんじゃないなぁ」と、天を恨みたくなる思いに駆られるのは小生だけではないだろう・・・。

 

 

報道によれば、被災地では既に復興に向けた動きが始まっているが、元々交通利便性の悪い地域が多く、しかもライフラインが各所で寸断されているため、まだそれが軌道に乗ったと言うにはほど遠いのが実態の様だ。

都市部なら最優先で行われるこれらの復旧工事が、未だ遅々として進まないのはそこに投入される人・物の絶対量が極めて少ないからで、地域格差という”如何ともしがたい差別”がその背景にある。

大規模災害に対して地方行政のやることに限界があるのは仕方ないが、それを肩代わりする国がその責務を充分に果たせてないのが今の現状ではないか?

極論だが、多くの国民に不人気の ”関西万博” に人・物を投入するより、それを被災地の迅速復興へと振り向けた方が、低迷が続く岸田内閣の「支持率回復に寄与するんじゃないか」と、物事を斜視する性癖の小生としては心密かに思っている。

 

さて話は全く変わるが、小生のロードバイク歴も早いもので今年で13年目へと突入することになる。

思い起こせば、1年目はバイク(高いサドルと前傾姿勢)に慣れるのがやっとで、距離も30kmも走れば「良く走ったぁ」という感じだったのが、2年3年と経つとバイクに乗る頻度も増えて、1回の走行距離も70~80kmを無理なく走ることが出来る様になった。

初の100km超えLong rideは4年が経った頃で、数は少ないが150km、200kmと走ったのもその後の数年間のことだ。(今はそんなLong rideにはとんとご無沙汰・・・)

 

通算走行距離が4万km(地球1周回)を超えたのが6年目で、このペース(2~3回/週間のride)でいけば「8万km走破は4~5年先だな」と随分楽観視していたのだが、そんな”捕らぬ狸の皮算用”もその後、左足首の関節症が悪化して2度の手術(脛骨切術と人工関節置換術)を受けることとなって大きく狂ってしまった。

今は3回/2週間の頻度でrideするのが精いっぱい?なので、年間の走行距離は5,000kmを僅かに超えるくらいか?

だがこのペースが維持できれば、今年はちょっと無理でも来年には通算8万kmの大台に乗せることが出来るかも知れない。

或る日の墨俣城伊吹山


そのためには今の基礎体力を保つことが肝要だが、冒頭でも触れたとおり最近では疲れを体感することが多く、先日も妻に「最近妙に動きが爺さんぽくなったね」と言われてしまった。

まぁ自他共に認める”年寄りローディー”と云うことがはっきりした訳で、それを自覚しながら、今年もそこそこ頑張って走ってみますかぁ・・・。